住田裕子弁護士 韓国雑踏事故で追悼集会の政治利用?の動きに疑問「政争の具にするのはどうかと」

[ 2022年11月9日 16:56 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 元東京地検検事で弁護士の住田裕子氏が9日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、ソウルで先月29日に起きた雑踏事故を巡る韓国国内の動きに疑問を呈した。

 ソウルの繁華街・梨泰院で起きた事故では、日本人2人を含む156人が死亡。今月5日にはソウル市内で追悼集会が行われたが、集まった人からは尹錫悦大統領の退陣を求める声が上がった。番組の取材によると、集会を主催したのは、以前から尹大統領への抗議行動を行う革新系の団体だった。

 こうした韓国内の動きに、住田氏は「本当に露骨ですね」と驚いた。また「韓国はこれまで人災、いろいろあったなと思って。船だけでなく橋の崩落」と、韓国で過去に起きた大きな事故にも言及。「それぞれが職業倫理、モラルに欠けているところ、手抜きとかですね。今回は単なる業者ではなく警察だったわけですけど、そういう意味では職業倫理、モラルに対して自分たちの問題として考えるべきというのが大事だと思います」と、自身の考えを述べた。

 悲惨な事故が政局争いの要素になってしまっていることに、住田氏は「政治利用の前にやるべきことは再発防止策、きちっとした法的民的、責任追及。その上で考えるべき」と指摘。「今すぐに政治の問題を持ってくるのは、問題の本質をそらそうとしているような、そんな動きで、政争の具にすることについては本当にどうかと思いますね」と首をかしげた。

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2022年11月9日のニュース