緊迫感の中盤 広瀬が66手目封じて終える 竜王戦7番勝負第4局1日目

[ 2022年11月9日 04:45 ]

藤井聡太竜王(中)が待ち受ける中、立会人の小林健二九段(左)に封じ手を手渡す広瀬章人八段(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太竜王(20)=王将、王位、叡王、棋聖含めて5冠=が挑戦者に広瀬章人八段(35)を迎える第35期竜王戦7番勝負第4局は8日、京都・福知山城天守閣で1日目が始まり午後6時、広瀬が66手目を封じて1日目が終了した。先手藤井で、戦型は今期3度目の角換わり。封じ手の局面は中盤の佳境を迎え、緊迫感に満ちている。

 対戦成績は藤井の2勝1敗。駒割りは桂香交換で藤井が香、広瀬が桂を入手した。藤井は51手目に馬をつくり59手目、飛車の前に香を打って2段ロケットを完成させた。飛先の歩交換から65手目、香を走ってロケットを発射させた。広瀬は低い態勢から桂を藤井陣に打ち込み、飛車と金に圧力を加えた。

 封じ手時点の消費時間は藤井が3時間47分、広瀬が3時間33分。2日目は9日午前9時に再開される。

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