仲野太賀 客前で“ドラマ版ファーストテイク” 30分間一発撮りに緊張「銃口突きつけられているよう」

[ 2022年10月17日 05:00 ]

テレビ朝日「ジャパニーズスタイル」制作発表に登場した(左から)石崎ひゅーい、要潤、檀れい、仲野太賀、市川実日子、柄本明、KAZMA
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 俳優の仲野太賀(29)がこのほど、テレビ朝日の主演ドラマ「ジャパニーズスタイル」(22日スタート、土曜後11・30)の制作を埼玉県内で発表した。同局初の本格シチュエーションコメディーで、キャストは30分間、客前での本番一発撮りに挑戦。極度の緊張感の中で行われる撮影に仲野は「まるで、銃口を突きつけられているかのようです」と物々しい例えで表現した。

 精巧に造り込まれたステージセットの前には、パイプイスに座った観客がずらり。仲野に加え、共演の市川実日子(44)要潤(41)ら個性派俳優たちによる演技合戦を目にし、一挙手一投足に客席から笑い声が飛んだ。舞台作品や吉本新喜劇での一幕のようだが、本編では客の笑いも含め全てが作品として放送される。
 1953年に本放送が始まったテレビの黎明(れいめい)期、ドラマは生放送だった。そのため一発撮りは原点ともいえる。仲野は「お客さんの前で芝居をして、ドラマになる。かといって舞台とも違う“新しいお芝居の表現”に挑戦している感じです」と楽しんでいる様子だ。

 物語はさびれた温泉旅館「虹の屋」を舞台に、クセのある従業員たちと旅館の息子の姿を描いた群像劇。撮影は週に2回行われ、丸1日リハーサルをした翌日に本番に臨むというハードスケジュールだ。「全員不安なまま始まって終わる特殊な現場」と話すも「バラバラな個性を持ったキャラクターたちの一致団結感が見どころ。とにかく楽しいドラマです」とアピールした。

 一発撮りといえば、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」が人気。“ドラマ版のファーストテイク”が、秋の夜長を楽しませてくれそうだ。

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