橋下徹氏 安倍元首相の国葬の“検証”に「ご遺族が一番、傷つかれた…検討してからやればよかった」

[ 2022年10月17日 10:25 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が17日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府が、9月27日に開催された安倍晋三元首相の国葬の法的根拠について有識者から意見聴取し論点を整理、早期の国会報告と公表を目指すとしていることに言及した。

 意見聴取は、内閣府の国葬事務局が主体となって実施。憲法、行政法、外交など幅広い分野の専門家ら20~30人の意見を聴く。松野博一官房長官は記者会見で「早期に複数の有識者から聴取するため、個別にヒアリングを進めることが適当だ」と述べ、公開の場では聴取を行わないと明らかにした。理由に関しては「意見の整理は静かな環境で進めていくことが重要だ。誰から意見を聴取したのかは、論点を示す際に併せて示す」と説明した。

 橋下氏は「どういう人を国葬の対象にするかっていう基準は、どこまでいってもあいまいになってしまうんで、選考のプロセス、そこの透明化が絶対に重要なんですよ」と言い、「これねえ、岸田政権ねえ、国葬をやるんだったら先にまずこの検討をやってから、今やろうとしている検討をやって、そこで出た結論を持って国葬をきちっとやればね、ここまで大混乱にならなかったと思うし、昭恵さんを含めて安倍さんの方のご遺族が一番、今回傷つかれたと僕は思う」と自身の思いを述べた。

 そして、「今回はやっぱり日本の政治のやり方の大きなミスだと思います。今から検討するっていうんだったら、検討してからね、今まで日本に国葬のルールがなかったんでね、これを検討してから国葬をやればよかったわけなんでね。僕はこれは岸田政権の大失敗、大失政だと思います」と自身の考えを述べた。

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