紀藤弁護士　旧統一教会の解散命令は「確実」も…　専門家「方向性までは見えていない」

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　TBS政治部長の後藤俊広氏が14日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）に生出演。岸田文雄首相が同日、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の問題を巡り永岡桂子文部科学相ら関係閣僚と協議し、宗教法人法に基づく質問権の行使に向けて対応をするよう指示したことに言及した。

　後藤氏は「政府が調査を行う、岸田総理が文科相に指示をしたというのは大きな局面、変わったなというのは確か」と断言。しかし「今後の手順を考えてみますと、文科省が宗教法人審議会と協議をします」「当然そこには時間がかかります」と語り、慎重に議論を行っていくプロセスに注目する必要があるとした。それを踏まえ「現時点で方向性というのは、まだそこまでは見えていないなというのが現実だと思います」と推察した。

　番組では、全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士のコメントを紹介。解散命令請求による信教の自由の権利について、紀藤弁護士は「宗教法人格がはく奪されても宗教団体は残るので信教の自由は大きく制限されない」と説明した。また、裁判所が解散命令を出す可能性には「旧統一教会が過去にしてきたことを踏まえれば解散命令が出されるのは“確実”」との考えを示した。