辛坊治郎氏「民主主義の風上にもおけない」 怒りの矛先は玉川徹氏へではなく…

[ 2022年10月17日 18:05 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(66)が17日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、番組内での事実に基づかない発言で謹慎処分を受けたテレビ朝日報道局社員の玉川徹氏について言及した。

 玉川氏は先月28日に出演した「羽鳥慎一モーニングショー」で、安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相の弔辞の内容に大手広告代理店が関与していたかのように発言。翌日の放送で「この発言は事実ではありませんでした」と謝罪し、4日から出勤停止10日間の処分を受けた。

 辛坊氏は玉川氏について、「かなり左派系の発言を繰り返しているという話を聞いたことあるけど、リアルに聞いたことは1回もない」という程度の認識であることを明かした。

 その上で、「私はそういう発言について、規制しようとまったく思わないんです。どんなとんでもないやつのどんなとんでもない発言でも、“お前の言っていることは間違っているけど、お前がそれを言う権利は俺は命をかけてでも守る”というのが、私の立場ですから」と自らの見解を披露。「玉川さんがどれだけ連日とんでもないこと言って、社会を混乱に陥れようとも、それが言論である限りは、そいつのとんでもないことを言う権利を俺は守るよと」と、言論の自由を尊重する姿勢を示した。

 玉川氏の発言を受け、テレビ放送を検証している一般社団法人が放送倫理・番組向上機構(BPO)への申し入れ書を提出すると報じられたり、国会でも取り上げられるなどした。辛坊氏の怒りは、玉川氏よりもむしろそういった人たちへ向いているという。「そんなことに政治家が口を出したり、BPOが、とか言うやつは、でえっきれえ(大っ嫌い)だよ。そういう奴らは民主主義の風上にもおけないよね。ものすごく大きく勘違いしているんじゃないの?って気がする」とまくし立てた。

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2022年10月17日のニュース