来秋朝ドラ「ブギウギ」ヒロイン趣里とは バレエの夢断たれるも表現者として才能発揮

[ 2022年10月17日 15:03 ]

ヒロインの花田鈴子(はなだ・すずこ)役に決まった女優の趣里(C)NHK
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 来年秋のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインを務めることが発表された女優趣里(32)。4歳からクラシックバレエを始め、15歳で単身英国留学。だが、大ケガでバレリーナの夢を断念。帰国後、高卒の認定を取り、受験して大学へ進学したという過去がある。大学時代に演劇を見ることが多く、芝居へ興味を持ち、女優への挑戦を決めた。

 父親が俳優水谷豊、母親が元キャンディーズで女優で歌手の伊藤蘭。ストイックに役柄に向き合う女優として知られ、さまざまな話題作に出演してきた。ドラマ関係者は「芸能界のサラブレッドなのは間違いないが、二世ということではなく、趣里さんは持ち前の表現力でさまざまな役柄を演じ、自身の実力でここまで来た。両親の名前関係なく、力のある女優です」と話す。

 今作では「東京ブギウギ」で一世を風靡(ふうび)した戦後の大スター、笠置シヅ子がモデル。趣里が演じるのは香川生まれ、大阪育ちで下町の銭湯の看板娘だったヒロイン花田鈴子。「歌と踊りでみんなを元気にしたい」と道頓堀の歌劇団で稽古に励み、やがて上京。戦争、家族との別れ、恋愛と出産など怒濤(どとう)の人生を駆け抜け、大スターへの階段を駆け上っていく姿が描かれる。

 歌も踊りもある役柄だけに母親譲りの歌声とバレエで培われたダンスが楽しみだ。

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