辛坊治郎氏 旧統一教会調査で政府の思惑指摘「支持率低下を止めるため厳しいフリをする一つの手段」

[ 2022年10月17日 19:41 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(66)が17日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、岸田文雄首相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への調査を指示したことについてコメントした。

 岸田首相はこの日の衆院予算委員会で、宗教法人法に規定されている質問権を公使し、調査を実施するよう永岡桂子文科相に指示したと述べた。調査結果は、教団に解散命令を出すかどうかの判断材料となる。

 宗教法人法による解散命令が出されたのは、過去にオウム真理教と明覚寺の2例だけ。辛坊氏は「旧統一教会が現実問題として、オウム真理教みたいな刑事事件を起こしているんだったら取り消しもあるかもしれないけど、最終的に絶対やらない」と見解を示した。

 辛坊氏はさらに、「今回、質問権を初めて公使しますということをアピールする目的だから」と、政府の思惑を指摘。「これに乗って今、世論が非常に旧統一教会に厳しくなって、その旧統一教会に甘えていることで岸田政権の支持率がどんどん下がっているので、支持率低下を止めるために旧統一教会に厳しくするフリをするための一つの手段として使っているだけの話」とし、「本気で旧統一教会をつぶそうなんてこれっぽっちも思ってないし、今この状況でそれをやったら、訴えられたら勝てないと思う」と私見を述べた。

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2022年10月17日のニュース