古市憲寿氏 コロナ分科会・尾身会長に「コロナ前と後の議論が全くかみ合っていない…専門家って何なの」

[ 2022年10月17日 11:29 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が17日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府・新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が新型コロナウイルスの第8波は「第7波以上の高い波」と懸念を示したことに言及した。

 13日の政府・新型コロナウイルス感染症対策分科会の会合後に記者会見した尾身氏は「流行『第8波』は第7波以上の高い波になると言われている」と指摘。感染拡大時の行動制限を含めた対策のあり方について、早急に議論をするべきだとの見解を示した。

 古市氏は「尾身茂さんに対して個人的に好き嫌いは別にないんですけど、1つ解せないことがあって、尾身さんって10年以上、新型インフルエンザをはじめとした未知の感染症に対する準備の有識者会議の会長をずっとされてきていて、かつ全国の病院を束ねる病院の理事長もされていた。つまり会議室も現場も両方を知っている方で、その方たちが10年間、コロナの流行前に何を議論してきたかっていうと、行動制限を最小限にして、その間に病床を準備しましょうっていう方針を固めてきたんですね。にもかかわらず、いざコロナが始まってみると行動制限ばかりしか言わない」と指摘。そして「この10年間の議論を無視して、いざ有事には行動制限ばっかり、緊急事態宣言ばっかり言っている。この10年間の議論と、コロナが始まってからのこの3年間の議論が全くかみ合っていない。それでいまだに行動制限って言葉を出されるってことが意味が分からなくて。専門家って一体何なのかなって疑問に思っちゃいますね」と自身の考えを述べた。

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2022年10月17日のニュース