マツコ「若い子たちにちょっと言っておきたいな」「いま当然のようなことが当然じゃなかった時代があった」

[ 2022年10月17日 18:15 ]

マツコ・デラックス
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 タレントのマツコ・デラックス(49)が17日、月曜コメンテーターを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演。「若い子たちにちょっと言っておきたいな」と若者たちにやんわり物申す場面があった。

 別々に暮らしていた89歳の母親を呼んで一緒に暮らすようになったという48歳女性が、せっかくなので新生活を楽しんでほしいとやりたいことを尋ねると「居酒屋に行ってみたいの。サラリーマンが行くような」との返答。念願の居酒屋デビューを果たした母が帰り道で「夢のようだった」と大喜びしたという話題を取り扱った時だった。

 まずは、同じく月曜コメンテーターを務める株式トレーダーでタレントの若林史江(45)は「娘さんが面倒くさいとか危ないとかそんな年でと言わずにやってあげたことが良かった」と評価した上で、自身の経験として高校時代に祖母が亡くなった際の話をし始めた。祖母は亡くなる3日前に「コーラが飲みたい」と突然言い出したそうで、若林は急いでコーラを買いにスーパーへ。祖母に差し出すと一口飲み「それが最後の食事になった」といい、「そこで面倒くさがったりとか、体に悪いとか言わずに“飲みな”って言えた自分が凄い記憶に残ってる」と回想した。

 すると、マツコは「これさ、89歳ってところが、時代背景というか。女性が働いている人も少なかっただろうし、専業主婦みたいなお立場だったとしたらさ、いわゆる旦那が外に出て自由にやってるのを見ながら自分は居酒屋すら行かない、下手したらお酒もほとんど飲まないような人生を歩んできてさ。で、もう先がそんな長くないなと思った時に、私たちからすりゃ普通のことなんだけど、その普通のことをそんなにやれてなかった世代がいるんだよっていう。だから“夢のようだ”って言ってるのは別に凄い高級なところに行って満たされたから…だけじゃなくて、自由というかね、それを感じることができたのがお母さんは凄い幸せだったんだと思うんだよね」と89歳女性の胸中を推察した。

 その上で「そういうふうな見方をちょっとしてあげたほうがいい世代が、うちの父とかもそうだけどさ、いるよ?っていうのは若い人たちにちょっと言っておきたいな。いま当然のようなことが当然じゃなかった時代があったっていう」と続けた。

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2022年10月17日のニュース