山口真由氏  行政の正式申請は「前段階をやることが多い」旧統一教会の名称変更めぐり疑問を指摘

[ 2022年8月4日 17:09 ]

山口真由氏

 元財務省官僚、弁護士で信州大の山口真由特任教授が4日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。2015年に旧統一教会が世界平和統一家庭連合に名称を変えた件に言及した。

 財務省で勤務経験のある山口氏は「霞ヶ関の場合は、正式申請を1度目から受けて認証する、しないを判断する例もあるんだと思いますが、それよりむしろ事前相談とかドラフト審査みたいなことをして、これだったら受理できるよと整えてから、“じゃあ、正式申請してください”と前段階をやることが多い」とした。

 そして「1997年に(名称変更を)受理しないってのは、おそらく事前相談の段階で(文化庁側から)“正式申請を出さないでください、受けませんから、審査には回しませんから”って、ハネてるんだと思うんですよ」と推察。「それを正式申請出して来られるってことは、それ以前になんらかの出したら(文化庁側が)受けるだろうという前提がないと」と旧統一教会側が正式申請までいけると事前相談の段階で手応えをつかんだのではないかとした。

 「正式申請を出して審査して認証しないとなると、それはそれで大事なので。その前に整えてからやるのがむしろ普通なんじゃないのかなっていうような感覚があります」と前段階である事前相談がどうなっていたのかという疑問を口にした。

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2022年8月4日のニュース