杉村太蔵「森友学園にそっくり」下村元文科省の旧統一教会名称変更問題への釈明に「忖度があったのでは」

[ 2022年8月4日 16:58 ]

杉村太蔵
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 元衆院議員でタレントの杉村太蔵(42)が4日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月~金曜1・55)に出演。自民党の下村博文前政調会長(68)が同日、自身が文部科学相を務めていた2015年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の名称変更申請を文化庁が認めたことについてコメントしたことについて言及した。

 番組ではこの日、下村氏が自民党本部で記者団の質問に答え、「今となっては責任を感じる」と述べたことを速報した。「当時は名称変更したときもほとんど報道されなかった。名前が変わることによって信者や国民に迷惑をかけることは想像できない話だ」と釈明。「2014年、文化庁の担当者から団体から名称申請があったと報告があった。“これを受けなければ不作為で、法的に訴えられたら、負ける可能性があるので受理した”と事前報告があった」とも語ったとした。

 これについて杉村は「今回の件は森友学園にそっくりですよ。つまりね、何があったかって言ったら、もう一言でいうと僕は忖度(そんたく)、まさに忖度があったのではないかと」と言い切った。「で、下村元大臣、凄く自信がありますね。(当時の経緯を)開示してくれと。文化庁よと。本当に開示しても下村元大臣から指示があったなんてことは書いてないんだと思うんですよ。じゃあ忖度ってなぜ起きるのかと。大臣が支持するわけでもない、官僚がこういうふうに下村大臣に統一教会の名称変更を受理すれば、大臣から、言葉を選ばずに言えば気にいってもらえるんじゃないかと。評価してもらえるんじゃないか、喜んでもらえるんじゃないかと。そういう形で忖度して、名称変更しますよと」と推測した。

 「なんでこんなことを官僚がやろうとするのかっていうと、これは私の考えでね、やっぱり(元首相の)安倍さんっていうのはいろんな功罪あって功の部分もいっぱいあるんですけど、僕がちょっと違うんじゃないかなと思うのは、官僚の人事をね、内閣で一括で握るようになりますでしょ」と回顧、「そうするとね、官僚からしたら人事って凄く重要ですから、ついついね、政治家、大臣のご機嫌を取ろうという発想になってしまうんじゃないか。そこがね行政のゆがみを産んでしまっているんじゃないかっていうのがね、今回の件も含めて凄く僕は感じるところなんです」と指摘した。

 「だから岸田総理にはぜひリーダーシップを発揮してもらってね、そういった負の部分をね、やっぱうみを出し切ってもらいたいなと思いますね」と強調した。

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2022年8月4日のニュース