軽症者へ“受診自粛要請”も…医師「変に我慢しないのがいい」 急変多いオミクロン特性踏まえ

[ 2022年8月4日 19:27 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 防衛医科大学校病院の藤倉雄二医師が4日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)にリモートで生出演し、日本感染症学会など4学会が示した医療機関への受診目安について自身の見解を示した。

 新型コロナウイルス感染拡大で医療のひっ迫に歯止めがかからない中、4学会は医療機関の受診が必要なケースとして、「65歳以上」「基礎疾患があるか妊娠中」「37・5度以上の発熱が4日以上続く」「呼吸が苦しいなど症状が重い」のうち1つでも当てはまった場合としている。一方で、軽症の場合は受診を控えるよう呼びかけていることから、混乱の声も上がっている。

 これについて、藤倉氏は「あくまでも焦って受診しなくてもいいですよということなので、受診してはいけないわけではないですから、自分の症状の判断で受診していただいても何ら問題はないと思います」と、自身の見解を口にした。また、オミクロン株の特性にも言及。「特にオミクロンの場合は急に1日、2日の経過で悪くなることはありますので、あまり変に我慢しないのがいいかなと思います」と説明した。

 感染者数の増加で、発熱外来などにも問い合わせが殺到している現状がある。藤倉氏は特に、かかりつけの病院がない人について「受診できるところを探すところからそもそも大変じゃないかと思います」と推測。「症状が強い時には、あきらめずに電話していただいて、医療につなげることというのは大事かなと思います」と呼びかけた。

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2022年8月4日のニュース