草笛光子「1つ違いの弟のような存在でした…どうして私よりも先に逝ってしまったの?」宝田明さん追悼

[ 2022年3月18日 16:34 ]

草笛光子
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 「ゴジラ」シリーズなど多くの東宝特撮映画に出演し、日本のミュージカルの草分け的存在としても知られた俳優の宝田明(たからだ・あきら、本名寶田明)さんが14日、肺炎のため死去した。87歳。日本統治下の朝鮮・清津出身。1958年の映画「愛情の都」などで共演した女優の草笛光子(88)が18日、追悼コメントを発表した。

 「あまりにも、あまりにも突然のことで言葉がありません」と書き出し、「数多く共演させていただいた1つ違いの弟のような存在でした。1か月のペルー公演、香港ロケ、ハワイロケなど思い出はつきません」と思い出を語った。近年の交流について「一緒に舞台をやりたいと我が家にいらっしゃいました」と明かし、「どうして私よりも先に逝ってしまったの?そちらで安らかにお休みください。ご冥福をお祈りいたします」と締めくくった。

 宝田さんは長身、美形の二枚目スターとして息長く活躍した。今月10日には主演映画「世の中にたえて桜のなかりせば」(監督三宅伸行、来月1日公開)の舞台あいさつに出席したばかり。報道陣に「持病の腰痛が悪化したので車椅子で来た」と笑顔で話していた。壇上では、ダブル主演を務めた乃木坂46の岩本蓮加(18)の演技を冗舌に絶賛していたのが最後の姿となった。

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