ミュージカルで活躍の中川晃教 小学3年から作曲、元歌手だった母から歌を学ぶ「歌詞は語るように…って」

[ 2022年3月18日 14:56 ]

中川晃教
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 ミュージカルなどで活躍する俳優の中川晃教(39)が18日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。ミュージカルで活躍するまでを振り返った。

 中川はシンガーソングライターとして18歳だった01年にデビューし、日本有線大賞新人賞を受賞するなど注目された。02年にはミュージカル「モーツァルト!」の主役に抜てき。その後、数々の舞台で活躍し、16年の「ジャージー・ボーイズ」で翌年、読売演劇大賞の最優秀作品賞、最優秀男優賞にも輝いた。

 「モーツァルト!」では声楽を学んでおらず、演技経験もゼロだったがいきなり主役となった中川。「珍しいことかもしれないです。僕は当時シンガーソングライターとして2001年にデビューをしていて、歌を歌うっていうことはどこか表現ですよね。自分で作った歌しか歌ったことがなかったわけですよね。『モーツァルト!』のお話をいただいたときに、自分が作った歌ではないということが一つと、そしてそこには劇がある、そしてお芝居からの歌になると。このミュージカルという世界にとても心が動いたんですね。やってみたい、この気持ち一つで飛び込んだのが19歳のときでした」と振り返った。

 ミュージカルは小学生時代に母に連れられ、「ミス・サイゴン」を鑑賞したことがあり、「ミュージカルって凄いなあ」と思ったという。兄、妹の3人きょうだいで、小学3年生から作曲を行っていたとし、「ある日、レストランに家族で食事に行ったときにピアノを弾いている方が男性だったんですよ。その方を見ていると『男の子がピアノ弾けると女の子にモテるよ』って言われて、『モテるのか』って。それがきっかけで習い始めたんですね。そこから曲を作るということを始めました」と明かした。

 司会の黒柳徹子から「モテました」と聞かれると、「全くモテませんでした。もっとピアノが弾ける男の子が周りに多かったんですよ。僕は即興でそのとき感じたものを弾くことが得意だったんですけど、やっぱり女の子は誰もが知ってる曲に『きゃあすごい』って。『僕はオリジナルなんだ』って思いながら弾いてました」と笑ってみせた。

 また黒柳が「もともとお母さまは古賀政男さんのお弟子さんかなんかでらしたの」と尋ねると「そうなんです」と中川。「母も3人姉妹なんですけれども、それぞれに芸能界に携わっていたことがあって。母、妹は歌手として、お姉さんは作詞家として」と母が演歌を歌っていたとした。そんな母は「僕が子供の頃、よく歌を教えてくれました」。現在も中川の歌を厳しくチェックしているとし、中川は「『歌詞は語るように、セリフは歌うように』って教えてくれました」と感謝した。

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2022年3月18日のニュース