「ちむどんどん」OPタイトルバックはアニメ 番組CP「沖縄の自然 肉眼で見たものには敵わない」

[ 2022年3月18日 12:32 ]

黒島結菜がヒロインを務める連続テレビ小説「ちむどんどん」のメーンビジュアル(C)NHK
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 次期NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(4月11日スタート、月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)のオンライン会見が18日に行われ、ヒロインの黒島結菜(24)母親役の仲間由紀恵(42)父親役の大森南朋(50)ヒロインの子ども時代を演じる稲垣来泉(くるみ、11)が出席した。

 現在放送中の2021年後期「カムカムエヴリバディ」に続く朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。今年、本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢をかけるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4兄妹、本土復帰からの歩みを描く。

 映画「パッチギ!」「フラガール」など知られ、14年後期「マッサン」の羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛け、約8年ぶり2度目の朝ドラ登板。1960年代に沖縄本島北部「やんばる地方」のサトウキビ農家に生まれた暢子は沖縄本土復帰の72年、子どもの頃に心を奪われた西洋料理のシェフを目指して上京。「東京で沖縄料理の店を開きたい」と夢を抱く。

 今作のオープニングタイトルバックは、全編アニメーション。ミニチュア写真家・田中達也氏と手掛けた17年前期「ひよっこ」のタイトルバック、映画「ドラえもん のび太の新恐竜」のCGアニメーションスーパーバイザー、YOASOBI「大正浪漫」ミュージックビデオのキャラクターCG監督などで知られる森江康太氏が担当した。

 制作統括の小林大児チーフプロデューサーは「沖縄の自然は実写で切り取っても、肉眼で見たものには敵わない気持ちもあって。沖縄の歴史が物語であるならば、僕たちはフィクションというフィルターを通して、ハートに届くものを作りたいと思っています。沖縄の風景の美しさも、誰かの表現のフィルターを通してお届けする方が、僕らの感じた思いを表現しやすいのかなと。アニメの力を通して沖縄の自然を贅沢に描くことで、むしろ(毎日)飽きずに感じていただけるかなと思いました」と意図を説明した。

 アニメーターを主人公にした19年前期「なつぞら」のオープニングタイトルバックも全編アニメだった。

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2022年3月18日のニュース