「ちむどんどん」父役・大森南朋 三線演奏は「芝居より緊張」“NG”に末娘から激励「つらくて(笑)」

[ 2022年3月18日 12:00 ]

4月スタートの次期連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインの父・比嘉賢三役を演じる大森南朋(C)NHK
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 次期NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(4月11日スタート、月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)のオンライン会見が18日に行われ、ヒロインの黒島結菜(24)母親役の仲間由紀恵(42)父親役の大森南朋(50)ヒロインの子ども時代を演じる稲垣来泉(11)が出席した。

 現在放送中の2021年後期「カムカムエヴリバディ」に続く朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。今年、本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢をかけるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4兄妹、本土復帰からの歩みを描く。

 映画「パッチギ!」「フラガール」など知られ、14年後期「マッサン」の羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛け、約8年ぶり2度目の朝ドラ登板。1960年代に沖縄本島北部「やんばる地方」のサトウキビ農家に生まれた暢子は沖縄本土復帰の72年、子どもの頃に心を奪われた西洋料理のシェフを目指して上京。「東京で沖縄料理の店を開きたい」と夢を抱く。

 大森は劇中、沖縄などの弦楽器・三線(さんしん)の演奏と歌声を披露。「まじめに話すと何時間でも話せるんですが(笑)、三線の練習はドラマに入る3~4カ月前ぐらいから始めて、そこから『ちむどんどん』に向かう気持ちができてきて。確かに一筋縄ではいかないですよね。かといって中途半端にやるわけにもいかないので、凄い頑張って練習しました。不思議なもので、本番の声が掛かると、それなりに緊張するんですよね。芝居よりも緊張するんです」と苦笑い。

 「現場で結構ご迷惑(NG)をお掛けしたりもしたんですけど。『もう1回、もう1回』とご迷惑をお掛けしている最中、一番下の娘の歌子(布施愛織、本役は上白石萌歌)に『お父ちゃん、頑張って』と言われたんです。それがもう、つらくて。でも、何とか乗り切れたと思っていますので、是非オンエアの方でご確認いただけると幸いです。途中、お芝居をやっているのか、分からなくなりました」と本当の家族のようなやり取りを明かし、笑いを誘った。

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