ロッテ朗希は東浜との“ノーノー先発対決”に敗れ3敗目 5者連続含む10Kも2回の3失点響く

[ 2022年8月10日 21:03 ]

パ・リーグ   ロッテ3ー4ソフトバンク ( 2022年8月10日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>気合の入った表情の佐々木朗(撮影・長久保 豊) 
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 ロッテは10日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に3─4で敗れ、3連敗で借金5となった。先発の佐々木朗希投手(20)は、ソフトバンクの東浜巨投手(32)とのノーヒットノーラン達成者による先発対決で、6回5安打3失点、10奪三振の力投を見せたが、今季3敗目(6勝)となった。

 4月10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗に対し、東浜は5月11日の西武戦でノーヒットノーランを達成。佐々木朗は3日の楽天戦は6回途中5失点でKO。右手中指のマメをつぶし、約1カ月ぶりの登板だった。その前回登板からどう修正するか注目された。

 0─0の2回先頭で迎えた柳田に対し、1ボール1ストライクからの3球目、内に入ったスライダーを右翼席にライナーで運ばれた。今季3本目の被本塁打となったが、打たれたのは6月3日の巨人・岡本和と、6月11日の牧とセ・リーグの打者2人だけ。パ・リーグの打者には今季初被弾となった。また柳田には昨年6月24日の対戦で本塁打されており、同一選手に複数本塁打されたのは初めてだった。さらに、1死二、三塁のピンチで川瀬の投前スクイズを捕球できず、自らに失策がついて2点目、続く甲斐にも投前スクイズを決められ、この回計3点を失った。

 それでも、3回以降は直球とフォーク主体の投球で立ち直った。4回2死一塁から6回1死まで5者連続三振。結局6回まで91球を投げ、5安打3失点で10三振を奪った。

 打線は3回に荻野が通算1000安打目となる左翼線適時二塁打。さらに、荻野は8回に左越え3号ソロと気を吐いた。9回も2死満塁から1点を返し、なおも2死満塁で一打逆転サヨナラのチャンスだったが届かず。佐々木朗にプロ通算10勝目をプレゼントできなかった。

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