復活勝利の広島・九里 “念願”のお立ち台「息子に最近、ヒーローインタビューで見ないねと言われた」

[ 2022年8月10日 21:28 ]

セ・リーグ   広島4-1ヤクルト ( 2022年8月10日    マツダ )

<広・ヤ>ヒーローインタビューを受ける九里(撮影・岡田 丈靖)             
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 広島の九里亜蓮投手(30)が、10日のヤクルト戦を6回無失点でしのぎ、5勝目。先発としては6月2日以来の日本ハム戦以来の勝利を手にした。

 序盤から打線の援護を受け、粘り強く投げた。3者凡退は5回の1度だけだったが、要所で粘り、6回を5安打無失点。116球の熱投だった。「リズムが悪い中でも、先に野手の方が点を取ってくれたし、リズムが悪い中でも守ってくださったので、徐々に自分のリズムで投げることができた」と感謝。前回、降雨コールドとなった4日のDeNA戦も、4回途中まで打者10人を完ぺきに抑える立ち上がりを見せるなど、復調にまた一歩近づく結果となった。

 そして“待ちに待った”ヒーローインタビューだった。野手キャプテンの野間と並んだ投手キャプテンの九里は「先に点を与えないようにと思ってマウンドに上がっていましたし、先日、息子に“最近、ヒーローインタビューで見ないね”と言われたので、何が何でも抑えてヒーローインタビュー、ここに立ちたいと思って投げていました」と秘めたる思いを告白。立った感想を問われると、「当分、立っていなかったので、少し恥ずかしいですけど、すごく気持ちがいいです」と歯にかみながら答えた。

 前日に続きヤクルトに連勝するなど、チームも上昇気配。投手キャプテンとして今後の意気込みを問われた九里は「先発する試合は全部、勝つつもりで投げていきたいと思います」と宣言し、大きな拍手を浴びていた。

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