中日・岡林「打と足」で連勝呼び込んだ!! 立浪監督以来の快挙、高卒3年目以内でのシーズン100安打

[ 2022年8月10日 04:45 ]

セ・リーグ   中日3-2巨人 ( 2022年8月9日    バンテリンD )

<中・巨>5回、一塁走者・岡林は阿部の内野安打で三塁まで奪う好走塁で好機を演出する(右は岡本和)(撮影・椎名 航)
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 中日が逆転勝ちで2連勝。勝利を呼び込んだのは岡林だ。7日DeNA戦で2補殺と強肩を披露した高卒3年目が、今度は2安打1打点とバットで貢献。球団では現監督である90年の立浪以来となる高卒3年目以内のシーズン100安打を達成した。「すごくうれしい。100安打は自信になる。もっともっと増やしたい」

 1点劣勢の3回1死一塁からメルセデスの外角直球を左翼線へはじき返し、15打席ぶりの安打となる同点二塁打。先頭の7回には平内の外角直球を中前へ運んだ。試合前に立浪監督から指導を受け、タイミングの取り方を修正。トップの位置が決まり、復調のきっかけをつかんだ。

 5回には足でも魅せた。1死一塁の一塁走者で阿部の遊撃内野安打を中山が前にはじく間に、一気に三塁へ。ビシエドの二塁内野安打で、決勝の生還を果たした。

 成長を続ける岡林の次の目標は90年立浪が記録した155安打。「監督を超える気持ちでやっていかないと成長しない」。残り45試合。決して不可能な数字ではない。(中澤 智晴)

 《柳「粘るしかない」7勝目も立浪監督「大きい」》
 中日・柳が6回7安打2失点と苦しみながらも7勝目を挙げた。「もう、どうにもならんかった。何とか、粘るしかないと思って、割り切って投げた。自分の感覚と、ボールのギャップが結構大きかった」。5回まで毎回安打を許す苦しい投球だったが、5回には無死一塁から岡本の強烈なライナーを遊撃の土田が飛びついて抑えて、併殺に仕留めるなどバックにも助けられた。立浪監督は「決して良くはなかったが、何とか6回までいってくれた。きょうの勝ちは柳にもチームにも大きい」と話した。

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