17年覇者・東16丁目フリッパーズ、ファインプレーで3回戦進出 あす11日は前年覇者と激突

[ 2022年8月10日 14:14 ]

全日本学童軟式野球・第2日 2回戦   東16丁目フリッパーズ(北海道南)5―4大里シャークス(沖縄) ( 2022年8月10日    神宮 )

3回戦進出を決め、笑顔を見せる東16丁目フリッパーズ(北海道南)のナイン
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 2017年大会覇者の東16丁目フリッパーズが大里シャークスを接線の末、下した。

 ベンチと選手が一体となり、ファインプレーが生まれた。5回、1点差に迫られなお2死一、二塁。4番・玉那覇玲央(6年)を迎え、笹谷武志監督は左翼・中村一葵(6年)に通常より後ろに下がるよう指示した。チーム所属5年目の中村は笹谷監督の意図を理解。3球目、玉那覇の左翼線を襲った痛烈なライナーを横っ飛びし、好捕した。

 「絶対ノーバウンドで捕る気持ちで…。いけると思ったから飛びました」と中村が胸を張る。3回に左越えソロを放った捕手兼主将の松田来翔(6年)も「メチャクチャ(相手の)打球は速かったけど。みんな集中していたし、気持ちが生んだプレー」と称えた。

 きょう11日の3回戦で前年覇者・長曽根ストロングスと対戦。「16年の準決勝以来ですね。胸を借りるつもりで頑張ります」。笹谷監督は控えめだが、選手は違う。「優勝を目標にやってきた」。中村が意気込めば、松田も「前回王者を倒して、全国制覇します」と目をぎらつかせた。

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2022年8月10日のニュース