【甲子園】明秀日立が終盤に逆転し夏初勝利 金沢監督「予想以上に苦しみしんどいゲームだった」

[ 2022年8月10日 15:23 ]

第104回全国高校野球選手権大会・2回戦   明秀日立2ー1鹿児島実 ( 2022年8月10日    甲子園 )

<明秀日立・鹿児島実> 先発する鹿児島実・赤崎(撮影・亀井 直樹)
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 明秀日立が逆転勝ちで夏初勝利を挙げ、初戦を突破した。

 4回2死満塁から押し出し四球を与え、先制点を許したものの2番手で登板した背番号1・猪俣駿太(3年)が力投。5回以降を無失点に封じた。

 打線も7回1死一塁から伊藤和也(3年)が右前打を放つと、右翼手が打球処理にもたつく間に一気に一塁走者が生還し、同点に追いついた。

 さらに、1-1の8回も無死一塁から石川ケニー(3年)の二ゴロで相手の守備が乱れ、一塁走者が還り勝ち越しに成功。これが決勝点となった。

 鹿児島実はエース・赤崎智哉(3年)が力投も守乱が響き、7年ぶりの初戦突破はならなかった。

 試合後、明秀日立の金沢成奉監督は「赤崎くんは非常にいい投手と分かってましたので、ロースコアになると話していたんですけど、想定内ではいましたが、予想以上に苦しみました。しんどいゲームだった」と汗をぬぐった。

 7回、同点に追いついた場面は代打、代走起用が見事にはまり「いい投手だったので、とにかく走塁で走って崩していこうと話していたが、中々それができなかった。あそこはとにかく走って点を取ろうと思っていたので、よく高橋が出て緑川が走って伊藤がよくつないだ」と労った。

 また、4回2死満塁の3ボール1ストライクから石川ケニーに代え、猪俣駿太への継投策についても「ちょっとランナーの出し方が悪かったので1点は仕方ないとしても2点目を防ぐために猪俣をここから出した方がいいだろうと思っていました」とし、「猪俣がその後も含めてナイスピッチングをしてくれたので勝利につながったと思います」と背番号1の力投を称えた。

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2022年8月10日のニュース