大谷翔平 25号!175キロ弾丸 イチロー超え日本選手単独2位、米通算118本 104年ぶり偉業へ

[ 2022年8月10日 12:52 ]

ア・リーグ   エンゼルスーアスレチックス ( 2022年8月9日    オークランド )

<アスレチックス・エンゼルス>7回、大谷は本塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が9日(日本時間10日)、敵地オークランドで行われるアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で出場。第4打席で5試合ぶりとなる25号本塁打を放った。

 4点リードの7回、アスレチックスの2番手左腕・セルマンが投じたスライダーをとらえて右越えソロ。打球速度は108・4マイル(約175キロ)、飛距離378フィート(約115メートル)、角度は24度だった。今季25本塁打とし、メジャー通算本塁打はイチロー(マリナーズなど)を超えて日本選手2位の118本。「尊敬する先輩超え」を果たし、松井秀喜の175本に次いで単独2位に踊り出た。第1打席は四球、第2打席は一ゴロ、第3打席は二塁内野安打だった。

 大谷はこれまで18試合(全て先発)に登板し9勝7敗、防御率2.83。1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」に王手をかけてから大記録に4度目の挑戦となった。7日(同8日)のマリナーズ戦で相手投手と交錯して左足甲を踏まれ、8日(同9日)のアスレチックス戦は欠場していた。

 この日、投げては3回、先頭のブライドからスプリットで空振り三振。日米通算1000奪三振に到達した。直後には四球や味方の悪送球などでピンチが広がった。2番・ローレアーノの打球が左足を直撃。それでも投ゴロに抑えて無失点にしのいだ。大谷は顔をゆがめながら、女房役・スタッシの肩を借りながら左足をひきずってマウンドを後に。ベンチに向かうまでも膝に手をついて痛みをこらえた。イニング間ではショートダッシュを繰り返して状態を確認。6回まで無失点と粘投を見せ、10勝目の権利を手にした。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月10日のニュース