惜しかったわ~19歳の中日・上田 4度目の正直でプロ初星ならずも、巨人を7回1失点の快投

[ 2022年8月10日 20:02 ]

セ・リーグ   中日―巨人 ( 2022年8月10日    バンテリンD )

<中・巨>力投する先発の上田(撮影・河野 光希)
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 中日・上田洸太朗投手(19)が、10日の巨人戦に先発し、7回を5安打1失点と好投したが、初勝利はお預けとなった。

 この日は巨人が右打者を8人並べる打線。上田は2回、石川に先制適時打を許したが、その後は粘りの投球で5回まで1失点と、巨人・戸郷との投げ合いにも負けていなかった。5回以降の3イニングは無安打投球と合格点の内容だった。

 だが、打線は5回に女房役・木下が同点適時打を放つが、勝ち越せず。4度目の登板となった上田に白星を付けることができなかった。

 上田は享栄高から20年育成ドラフト2位で入団。キレのある速球とスライダーを武器とする左腕は1年目からウエスタン・リーグで11試合連続無失点を記録するなど活躍し、今季は春季キャンプを1軍で過ごし、同リーグでは5試合に登板し、1勝0敗、防御率2・59と安定した成績を残して5月7日に念願の支配下を勝ち取った。

 5月12日のヤクルト戦を皮切りに、1軍ではここまで3試合に登板。いずれも敗戦投手となったが、7月15日の阪神戦では6回を2安打2失点に抑えるなど、持ち味を発揮していた。

 これまでに「(同期入団の)高橋宏より結果を残せるように頑張りたい」と意気込みを語り、立浪監督も「低めにボールが集められるところを評価した。十分、先発でやっていけると報告を受けた」と期待を寄せていた。

 ▼中日・上田(先発で7回5安打1失点)久しぶりのマウンドでしたが、粘り強く投げれたと思います。チームが勝てるようにベンチで応援します。

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2022年8月10日のニュース