【甲子園】鹿児島実 エース・赤崎は自責0も敗戦「大島の分まで…」春敗れたライバル校の雪辱ならず

[ 2022年8月10日 16:21 ]

第104回全国高校野球選手権大会・2回戦   鹿児島実1ー2明秀日立 ( 2022年8月10日    甲子園 )

<明秀日立・鹿児島実> 先発する鹿児島実・赤崎(撮影・亀井 直樹)
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 鹿児島実のエース・赤崎智哉(3年)は最後までマウンドを譲らなかった。安定感抜群の投球で自責点は0。だが守備の乱れで2点を失った。その2点が最後まで重くのしかかった。

 初回2死一、二塁のピンチを切り抜けると波に乗り、強打の明秀日立打線相手に6回まで無失点と好投した。ところが、7回1死一塁から右前打を許すと、右翼手が打球処理に手間取り、その間に一気に一塁走者が生還。同点を許すと、8回は無死一塁からゴロを処理した二塁手が併殺を狙い、二塁へと悪送球。カバーに入った左翼手も処理にもたつき、その間に一塁走者が一気に決勝のホームへと還った。

 結果的に明秀日立を6安打に抑え、適時打は1本も許さなかったものの試合には勝てず「1試合でも多く勝って、応援している人のために恩返しがしたかった」と肩を落とした。

 今春のセンバツでは大島が明秀日立に初戦で敗れた。その大島に鹿児島大会決勝で勝利し、甲子園出場を決めただけに「大島の分まで勝つという話をチームでしていた。そこはしっかり勝ちたかった」と鹿児島県勢として明秀日立に2季連続で敗れ、悔しさをにじませた。

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2022年8月10日のニュース