原クラブ・石井主将 サイクル安打も気付かず「意識もしなかった」

[ 2022年8月10日 05:20 ]

高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント1回戦   原クラブ14―1横内オリオンズ ( 2022年8月9日 )

<横内オリオンズ・原クラブ>初回、先制2ランを放った原クラブ・石井主将
Photo By スポニチ

 神宮など都内の計7会場で開幕し、1回戦18試合が行われた。初出場の原クラブ(広島)は横内オリオンズ(高知)に14―1で大勝。前日の開会式で選手宣誓を行った3番・石井大輔主将(6年)が初回に大会第1号となる2ランを放つなどサイクル安打をマークした。レッドサンズ(東京第1)も初戦を突破した。

 石井は試合後に言われるまでサイクル安打の快挙に気付かなかった。「意識もしなかったし…。でも初めてなのでうれしい」。神宮での開幕戦。初回1死三塁で今大会第1号の先制2ランを右翼に運んだ。思わずガッツポーズも飛び出し「完璧でした」。さらに単打、三塁打を放ち、5回無死二塁での右中間二塁打で記録を作った。4安打4打点。田中誠治監督は「初回の石井の本塁打で盛り上がった」と活躍を褒めた。

 前日の開会式で選手宣誓を務めた。「試合より緊張した。足が震えちゃって…。終わって肩の荷が下りました」。大役を終えて気持ちも楽になり、試合に集中。1メートル64、67キロの大柄な体からパワー満点の打球を連発した。

 これで今年に入って公式戦25本塁打。憧れは同じ広島出身の柳田(ソフトバンク)で「フルスイングで打球を飛ばせる。憧れです」と目を輝かせる。将来の夢もプロ野球選手だという石井は「目標は初出場での全国制覇!」と元気よく言った。

続きを表示

2022年8月10日のニュース