高知 11年ぶりの夏制覇 149キロ右腕の森木外し「3年生全員でつかんだ優勝」

[ 2020年8月3日 05:30 ]

高知大会決勝戦   高知3-2明徳義塾 ( 2020年8月2日    春野 )

優勝し喜ぶ高知高ナイン=春野球場
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 3年生の重い決断が結実した。1点リードの最終回、3者凡退に仕留めた高知の安岡拳児投手(3年)はマウンドで両手を空に向かって突き上げた。

 「甲子園がないのは残念だけど、3年生全員でつかんだ優勝だと胸を張って言えます」

 この日、自己最速を1キロ更新した142キロの直球と変化球を駆使し、8安打されながらも要所を締めた。同カードだった昨夏決勝は先発しながら2回で降板。悔しさを忘れず奮闘する右腕に、仲間も応えた。9回2死一、三塁で津野が勝ち越しの中前打。11年ぶりに夏を制した。

 夏の甲子園中止が決まった5月下旬以降、何度も話し合い、最後の夏を3年生のみで戦うことを決めた。「1学年下の森木が注目されていて悔しかった。力はないけど3年生で勝てることを示したかった」と主将の浜田。メンバーから外れ、スタンドで見守った149キロ右腕の森木へ見せた底力に浜口佳久監督(45)も「想像以上の力を出してくれた」と感嘆した。甲子園に続かなくても、特別な夏になった。 (康本 園子)

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