兵庫農惜敗“造園男子”の粘り及ばず 夢は庭師、大橋が完投 我慢覚えて成長示す

[ 2020年8月3日 22:33 ]

令和2年度夏季兵庫県高等学校野球大会3回戦   兵庫農4―5北条 ( 2020年8月3日    明石トーカロ )

 “造園男子”の粘りも届かなかった。先発・大橋一友(かずとも)投手(3年)が9回完投し、9安打を浴びながらも5失点にとどめたが、あと1点が届かなかった。

 農業に特化した公立校。農業科、園芸科、動物科学科など7つの学科で専門的に学ぶことができ、大橋は造園科に所属。氷丘中時代の先輩に勧誘され、兵庫農への進学を検討していた際、日本庭園について勉強ができることにひかれた。1年生は掃除など基本的なことから始めるが、3年生になると剪定(せんてい)や園路の補修など、より専門的な作業もこなす。

 「園路は人が歩くところなので平面にしないといけない。まずはでこぼこした石をはずして測量し、そこにコンクリートを流すんです」

 3年生にもなると説明もお手の物だ。設計や製図の検定も受検可能で、生徒は日々庭造りのプロを目指し勉強に励んでいる。「今までは大量失点すると諦めてしまい、ずるずる点を取られることが多かった。でも今日は1、2回の失点後も仲間を信じて持ち直せた。3年間でそこがいちばん成長したと思います」。庭は生き物。学業でも野球でも我慢を覚え、成長した。

 夢は庭師。高校最後の夏は惜しくも3回戦で散ったが、今後の人生で3年間の学びを肥やしに大輪の花を咲かせる。

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