龍谷大平安・奥村 “木製第1号”も反省「50点にもいかない」

[ 2020年7月12日 14:47 ]

夏季京都府高等学校野球ブロック大会   龍谷大平安4―0京都工学院 ( 2020年7月12日    太陽が丘球場 )

<京都工学院・龍谷大平安>5回2死二塁、龍谷大平安・奥村が公式戦で“木製第1号”左越え2ラン
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 プロ志望を表明している龍谷大平・奥村真大内野手(3年)が公式戦で“木製第1号”を放った。木製バットを使用し「4番三塁」で先発出場。2点リードの5回2死三塁から高校通算第19号となる左越え2ランを放った。

 「1打席目で打てていたら100点満点ですが、注意されてから打てたので50点にもいかないと思います」

 渾身(こんしん)の一発が出ても、反省ばかりが口をついた。主砲として4番を任されたにもかかわらず、第1、2打席はいずれも遊ゴロと一邪飛。特に1回2死三塁で迎えた第1打席は相手の失策が絡んで先制点を奪えたものの役割を果たせなかった。チームは2回にも2死三塁から失策の間に追加点を挙げたが、その後は好機を作っても得点は奪えず。チーム打点がないままに迎えた5回には原田英彦監督からナインに対して「もっと踏み込め」とゲキを飛ばされことが本塁打につながり、「注意をされてから出た一発だったのでそういう意味ではよかった。でもこういう平安らしくない試合をしていたらかっこよくない」と猛省した。

 プロ一本に絞る奥村にとって、今大会はなによりも大事なアピールの舞台。次戦に向け「最後まで圧倒して勝つのが目標。僕がもっと引っ張っていかないと」と気持ちを切り替えた。

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2020年7月12日のニュース