広島・床田 今季初白星も反省「6回で降りるとは、情けない」

[ 2020年7月12日 05:30 ]

セ・リーグ   広島19―4中日 ( 2020年7月11日    ナゴヤD )

今季初勝利の広島・床田(撮影・椎名 航)
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 7点差があっても、広島・床田は必死だった。勝利投手の権利目前の5回2死一塁。内角を突いた145キロの直球に2安打と好調なA・マルティネスのバットが動かない。見逃し三振で先発の責任を果たし、続く6回1死満塁のピンチも、阿部を遊ゴロ併殺に仕留めて切り抜けた。

 「ずっと勝ちたいと思っていた。でも、6回で降りるとは、情けない」
 今季初白星を手にしたのに、左腕のトーンは低かった。今季3度目の先発マウンド。わずか2回でKOされた前回6月27日と同じナゴヤドームで、雪辱の機会が巡ってきた。序盤に味方が大量リード。「たくさん点を取ってくれたので、楽に投げられました」。ボールが高めに浮き、3回に2点を失っても、インサイドを攻められずに痛打された過去2度の反省はしっかり生かした。

 「背水? 悪ければ、そういうこと(先発ローテーション落ち)もあったし、そのつもりで(本人を)追い込んでいたよ」

 派手なスコアに目を奪われる中、佐々岡監督は背番号28の粘りを評価した。指揮官によると、何かと考えすぎるタイプ。たとえ抑えても、マイナス思考に陥りやすい25歳に対し、「もっと自信を持っていけ」と呪文のように繰り返した。

 「これからも先発に食らいついて、信頼を勝ち取っていきたい」
 三度目の正直で結果を出し、やっと前向きな言葉が口をついた。同期入団の坂倉にリードで、バットでアシストを得た快投劇。よみがえった自信を胸に、次回こそはゲームセットをマウンドで迎える。(堀田 和昭)

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