静岡・磐田東 プロ注目捕手の二俣、5打席4出塁で1番の役割 マウンド立てば143キロマーク

[ 2020年7月12日 18:49 ]

2020夏季静岡県高校野球大会1回戦   磐田東8―5浜松工 ( 2020年7月12日    浜松 )

<磐田東・浜松工>5回から登板し143キロを計測した磐田東・二俣
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 強肩強打でプロ注目の磐田東・二俣翔一捕手(3年)は2四球を含む5打席4出塁と1番打者の役割を全うし初戦突破に貢献した。

 まずは初回、浜松工の最速141キロ右腕・杉田蒼希投手(3年)から左前打。「初球スライダーだったので次も変化球でカウントを取りに来ると思った」と真ん中のスライダーを捉え口火を切った。5回には「2度目の経験」と話す申告敬遠。「打ちたい思いはあったけど、後ろの打者を信じました」と好機を演出し勝利への執念を見せた。

 この日、ネット裏にはセ・リーグ全球団を含む9球団のスカウトが視察に訪れた。ソフトバンクの福山龍太郎アマスカウトチーフはは「広島の中村奨成を彷彿(ほうふつ)とさせる。プロでも捕手として十分にやっていける」と17年夏の甲子園を沸かせた、同年ドラフト1位捕手を引き合いに出し大絶賛した。

 5回からはマウンドに立ち自身最速まで1キロに迫る143キロを連発。「課題も見えた試合。次は足を引っ張らないよう頑張りたい」。自己評価は辛めだったが今夏の主役候補へ名乗りを上げた。

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2020年7月12日のニュース