広島・遠藤「やっとチームの勝利に貢献できた」6回9K1失点、先発初勝利に笑顔 前回8失点をバネに

[ 2020年7月12日 18:22 ]

セ・リーグ   広島7―2中日 ( 2020年7月12日    ナゴヤD )

<中・広>今季初勝利を挙げ、ナインをグータッチで迎える遠藤(中央)(撮影・椎名 航)
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 広島の3年目右腕・遠藤淳志投手(21)が中日戦(ナゴヤD)で6回5安打1失点と好投。毎回の9三振を奪う力投で、先発初勝利をマークした。遠藤の勝利は5番手として登板した昨年8月21日のヤクルト戦(マツダ)以来プロ通算2勝目。

 今季から先発に転向し、開幕ローテーション入りを果たした遠藤。この日が3試合目の先発マウンドだったが、前回登板した5日の阪神戦(マツダ)では5回6安打7四死球8失点と大荒れで敗戦投手となっていた。

 それから中6日。「前回ふがいないピッチングで終わってしまったので、今回のピッチングではしっかり勝とうっていう気持ちを持ってマウンドに上がりました」とした遠藤は「気持ちを切り替えて、とにかくみんなと野球して、もう勝っていきたいっていう気持ちしかなかったので、この悔しい気持ちを今回ぶつけられたので良かったです」とホッとした表情を浮かべた。

 2点の援護をもらって迎えた3回には連打と四球で無死満塁のピンチを招いた。だが、失点は主砲・ビシエドの犠飛による1点だけ。それ以降は6回で降板するまで安打も失点も許さなかった。「ピンチを最少失点で切り抜けたので、あとの回はしっかり腕を振ってゾーンで勝負できたので良かったと思います」。前日の23安打19得点には及ばなかったものの、打線はこの日も西川と鈴木誠にそれぞれ2本のタイムリー、堂林と菊池涼にもタイムリーが出て12安打7得点としっかり援護した。

 チームの4カードぶり勝ち越しに貢献し「やっとチームの勝利に貢献できたなっていう思いはあります」と話した遠藤。次回登板へ向け「次もいいピッチングをして、ファンの皆様にいいプレーを見せられるように頑張ります」と気合を入れていた。

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