松井秀喜氏 岡本への厳しく、温かい金言 “巨人の4番”の宿命

[ 2019年9月22日 11:00 ]

リーグ優勝を決め、歓喜する巨人・坂本(中央)、岡本(同右)ら(撮影・篠原岳夫)
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 2日連続で「久しぶりの優勝」が紙面を彩った。現地19日(日本時間20日)のヤンキースの地区優勝と、21日の巨人のリーグ制覇だ。7年ぶりと5年ぶり。伝統球団が復活を示し、ポストシーズンでさらなる威信を取り戻すべく、頂点への戦いに臨む。

 巨人で日本一、ヤンキースで世界一。両方を経験した唯一の日本選手が、松井秀喜氏(現ヤ軍GM特別アドバイザー)だ。数日前にニューヨーク市内で野球教室を開催。打率が昨季・309→今季・264、本塁打が33→30、打点が100→89(今季成績は21日終了時)と、打撃で苦しんだ感のある23歳・岡本の話題になり、こう語った。

 「巨人の4番じゃなかったら“今年も凄い”で(評価が)終わりですよ。巨人の4番だからいろいろ言われる。それは本人が一番自覚していると思う」

 松井氏も岡本と同様に若くして巨人の4番を務め、ヤ軍でも主軸の座を担い、その重圧と闘ってきた。伝統球団の看板打者の宿命について「巨人の4番だから周りの要求が高くなる。それは逃げられない。しょうがない」と強調。岡本には厳しくもあり、温かくもある金言だった。

 松井氏はプロ2年目、20歳でポストシーズンを初体験。94年の日本シリーズで、3番打者として25打数6安打(打率・240)、1本塁打、2打点の成績を残し、チームは日本一に輝いた。同年を皮切りに、日米通算10度のポストシーズンを経験したスラッガーは「いつも通り」を心がけ、徹底したという。重圧を受け止めた上で、普段通りを貫く。10月の戦いで岡本がそれを実践できれば、さらなる進化への道が開けるはずだ。(記者コラム・大林 幹雄)

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