データから探る原巨人の強さ 完投は菅野のみ 球団史上初の投手32人起用

[ 2019年9月22日 09:30 ]

巨人5年ぶりセ・リーグV

巨人・中川(撮影・森沢裕)
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 監督交代初年度の巨人が5年ぶりにリーグ優勝した。6月中旬から首位を譲らず、ゴールに飛び込んだ原巨人の勝利のカギをデータから探った。(記録課・八田 朝尊)

 ◆全員野球 
 投手陣がフル回転したシーズンとなった。今季、原監督が起用した投手は32人、延べ629人。昨年の26人、延べ503人を大きく上回る。巨人で年間30人以上の投手が起用されたのは史上初めてだ。完投は3試合しかなく、全て菅野。このまま3試合で終わると10年(内海哲也2、東野峻1)に並ぶチーム最少で、完投投手が1人しかいないのは11年6位だった横浜(三浦大輔2)以来2度目で優勝チームでは初めてだ。
 セーブ数は34でリーグ2位タイ。1位の中日とは2差で大きな差はない。しかし、個人で見ると中川の16セーブがチーム最多。セ優勝チームの個人最多が20セーブ未満なら00年巨人の槙原9セーブ以来19年ぶり。1シーズンで7人がセーブを記録するのは04年の8人以来15年ぶりとなった。ホールドは17人で109。人数、ホールド数ともにチーム最多となっている。セーブ、ホールドともに中川がチーム最多なのはシーズン中に配置転換があったことを示すが、原監督は勝利の方程式に固執しなかった。シーズン中には鍵谷らをトレードで獲得、外国人ではデラロサを補強。チーム状況を判断し、戦いながら戦力を整えていった。

 ◆本塁打1位
 本塁打はリーグ最多の176本。2位のヤクルトとは12本差あり、リーグトップでシーズンを終える可能性が高い。5月18日中日戦からはヤクルトと並ぶ今季12球団最多タイの18試合連続本塁打もマーク。リーグ最多本塁打は13年以来で、170本超えは10年(226本)以来9年ぶりだ。今季は17人が本塁打をマークし、うち坂本勇の39本を筆頭に16人が2本以上。複数本塁打16人以上は96年(17人)以来23年ぶりだ。

 ◆チーム成績 
 打率2位、防御率3位でゴールに飛び込んだ。優勝チームの打率と防御率がリーグ1位ではなかったのは昨年の広島(打率3位、防御率3位)に続き2年連続だが、巨人に限れば08年(打率3位、防御率2位)以来。46度の優勝のうち5度目だ。

 ◆ロードでも強い 
 今季はホームゲームで38勝32敗(勝率・543)、ロードでも37勝29敗2分け(勝率・561)。敵地での交流戦も3カード全て勝ち越した。ロードでの貯金8以上は12年(貯金8)以来7年ぶり。リーグ制覇したシーズンでロードの勝率がホームの勝率を上回ったのは00年(ホーム・567、ロード・588)以来となった。

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