巨人・小林9回2死から同点打 またも大舞台で力発揮「いろいろな人に感謝」

[ 2019年9月22日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―2DeNA ( 2019年9月21日    横浜 )

9回2死一、二塁、同点適時打を放つ小林(撮影・木村 揚輔)
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 意外性の男が、土壇場で起死回生の一打を放った。1―2の9回2死一、二塁。巨人・小林がカウント1―1からDeNAの守護神・山崎の148キロ直球を右前にはじき返した。二塁走者の重信が本塁に突入。タイミングはアウトだったが、捕手の戸柱が右翼・梶谷の送球を捕れず、重信が生還。同点打となり「勝てて良かった。うれしいです。いろいろな人に感謝しないといけない」と喜びを口にした。

 大舞台で力を発揮する。17年のWBCではチームトップの打率.450をマークし、1次ラウンドの中国戦では決勝2ラン。同年の前半戦は打率.190、0本塁打だったが、球宴第2戦では初球宴初打席の初球で本塁打を放ったこともある。

 今季から炭谷がFAで加入。原監督から「若い小林、大城、炭谷といい捕手はいるが、日本一を狙うには時期尚早」と言われたが、小林は今季チームトップの66試合にスタメン出場。やはり「最も正捕手に近い男」だった。 (岡村 幸治)

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2019年9月22日のニュース