星稜、奥川温存で爆勝4強 仙台育英を投打で圧倒 4発22安打17得点&1失点リレー

[ 2019年8月18日 16:37 ]

第101回全国高校野球選手権大会 準々決勝   星稜17―1仙台育英 ( 2019年8月18日    甲子園 )

<仙台育英・星稜>2回1死満塁、今井の満塁弾にベンチでガッツポーズの奥川(右から2人目)(撮影・大森 寛明)
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 第3試合は、今大会最注目右腕の奥川恭伸投手(3年)擁する星稜(石川)が、仙台育英(宮城)と対戦。3回戦の智弁和歌山(和歌山)戦でタイブレークを含む14回165球を投げ抜いた奥川が出場を回避する中、2番・今井秀輔(2年)の満塁本塁打など4本の本塁打を含む22安打17点と打線が爆発。投げては万全の継投策で、17-1で完勝。準優勝した95年以来、24年ぶりとなる準決勝進出を決めた。

 初回に2死一、二塁の好機をものにできなかった打線は、2回1死満塁、1番・東海林航介(3年)で1点を先制。続く2番・今井秀輔(2年)が左翼席への満塁本塁打を放ち、5点のビッグイニングをつくると、3回には1死満塁から、今井が今度は左翼への2点適時打、3番・知田爽汰(2年)が中犠飛で続いてリードを8点に広げるなど、序盤から主導権を握った。

 終盤に入っても攻撃の手を緩めず、8回に4点、9回には4番・内山壮真(2年)、5番・大高正寛(3年)が連続ソロ本塁打を放って、得点を重ねた。

 2人の継投で、3試合連続2桁安打で勝ち上がった仙台育英打線につけ入る隙を与えなかった。先発の荻原吟哉(2年)は低めに制球したテンポ良い投球で凡打を山を築き、7回5安打1失点。8回からは寺沢孝多(3年)が2回無失点で締めた。

 仙台育英は1年生の先発・伊藤樹が2回途中5失点。2回1死から登板したエースの大栄陽斗(3年)も失点を許す中、打線も反撃できず、準優勝した15年以来4年ぶりの4強入りはならなかった。

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