阪神・西、6回1失点好投も初回の一発に泣く 巨人戦初勝利またもお預け

[ 2019年8月18日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―4巨人 ( 2019年8月17日    東京D )

初回、坂本勇に先制ソロを浴びた西(撮影・坂田 高浩)
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 阪神は17日の巨人戦に敗れ借金は今季ワーストに並ぶ6となった。西勇輝投手(28)は6回7安打1失点の力投も打線の援護がなく8敗目(5勝)を喫した。初回に坂本勇に許した先制のソロ本塁打が結果的に響き巨人戦初勝利はお預けとなった。残り31試合でチーム勝ち頭は西らの5勝。先発ローテーションがこのまま推移すれば各投手の登板は5、6試合しかなく2桁勝利投手不在の可能性も出てきた。

 窮地を何度乗り越えても白星は遠かった。西は最終イニングとなった6回2死満塁で代打石川をシュート気味に食い込む内角への速球で詰まらせボテボテの三ゴロ。大山の好フィールディングにも助けられ無失点で切り抜けた。5回2死満塁では丸を外角チェンジアップで一ゴロ。ともに際どいプレーで巨人はリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。

 「先制を許してしまったことは反省ですが、内野の声かけも含めたバックの守備、(捕手の)梅野のリードに助けてもらい、その力をもらってピンチの場面でも粘って抑えることができました」

 それだけに、初回が悔やまれた。1死から坂本勇への初球、真ん中高めに浮いたスライダーを左中間席へ放り込まれた。5月3日のDeNA戦から実に登板15試合連続での先制点献上。打線の援護がない中、6回1失点と粘りに粘っただけに惜しまれる1球にも映ったが、西の見解は違った。「チームが負けたことやから。自分をピックアップする必要はないと思っています」。降板後はベンチ最前列に陣取り、声を張り上げた。

 「悪いところを探れば、いっぱい出てくるから、前を向いてやるべきかなと思います。ただそれだけです」

 好投を続けながら5勝8敗と成績が伴わないのがもどかしい。チームトップが西と青柳の5勝止まり。2桁勝利投手がこのまま出なければ、球団では01年以来の屈辱になる。防御率は再び2点台の2・97でセ・リーグ4位。投球回133回1/3は同3位タイだ。15回のクオリティースタート(6回以上投げ自責3以下)は同トップタイを誇る。残り31試合。逆転でのクライマックスシリーズ進出には、西の力は欠かせない。(吉仲 博幸)

 ○…西(神)が6回1失点で今季15度目のクオリティースタート(6回以上で自責点3以下=QS)をマークしながら8敗目。8月の15試合で先発投手のQSは4度目だが、勝ち星がついたのは3日広島戦の西だけで打線の援護に恵まれていない。チームの勝ち頭は西と青柳の5勝で、01年以来18年ぶりに2桁勝利投手不在でシーズンを終える可能性が出てきた。

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