明石商 3番手で登板の中森、渾身の37球「投げたくてウズウズしていました」

[ 2019年8月18日 12:01 ]

第101回全国高校野球選手権大会 準々決勝   明石商7―6八戸学院光星 ( 2019年8月18日    甲子園 )

<八戸学院光星・明石商> 準決勝進出を決め笑顔の明石商・中森(右)(撮影・大森 寛明)
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 第101回全国高校野球選手権大会は18日に準々決勝を行い、第1試合では明石商(兵庫)が7―6で八戸学院光星(青森)を下し、春夏連続でベスト4に進出。昨年の1回戦(●8―9)と同一カードだったが、中6日で3番手として登板した中森(2年)が再三のピンチをしのいでリベンジを果たした。

 中森は最後の打者となった八戸学院の武岡の一打が右飛となったところを見届けると思わず雄叫びを上げてガッツポーズ。「相手の打線は一発があって怖かった」と言いながらも、大事な場面ではタイムリーを許さなかった。

 この日の先発は16日の3回戦(対宇部鴻城)で延長10回を投げぬいた左腕の杉戸(3年)だった。狭間監督は「2回か3回から(中森で)行くつもりだったが6点を取ったので…」と継投のタイミングを変更。4回を投げた杉戸のあとは甲子園初登板となった溝尾(3年)が2回2/3を投げ、7回2死3塁となったところで中森にリレーした。

 場面は6―6。序盤でのリードを失って窮地に立っていた勝負どころだった。中森は1回戦の花咲徳栄戦(11日)では135球を投げて3失点で完投。中7日でのリリーフ登板の結果がどうなるのかはチームにとって重要な意味を持った。

 打席に立っていたのは八戸学院光星の2番・島袋(3年)。休養十分だった中森は2球目に、自己最速の151キロ(従来の記録は149きろ)の速球を投げ込んだ。そして6球目も151キロ。島袋の一打は球威に押されて一邪飛となり、中森はリリーフとしての務めをしっかりと果たした。

 8回には先頭打者となった3番・近藤(3年)に左越えの二塁打を許したが、後続を抑えてピンチを脱出。味方のエラーで1死2塁となった9回も踏ん張って3戦連続の1点差勝利に貢献した。2回1/3を投げて被安打1、奪三振2という内容。151キロ以外にも140キロ台後半のストレートを披露するなど、潜在能力の高さがにじみでていた37球だった。

 狭間監督は「子どもたちは本当によくしのいでくれました」と選手の粘りを称賛。中森も「ベンチにいたときは投げたくてウズウズしていましたが、よくつないでくれました」と、杉戸と溝尾の先輩2人の奮闘に応える形でマウンドで力投した。

 これで春に続いてのベスト4。しかし中森は「日本一を目指して次の一戦に備えたいと思います」とさらなる高みを目指していた。

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