星稜・福本 タイブレーク14回サヨナラV弾!奥川から感謝され「投げ切ってくれたおかげだろ…」

[ 2019年8月18日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権大会11日目 3回戦   星稜4-1智弁和歌山 ( 2019年8月17日    甲子園 )

14回1死一、二塁、星稜・福本はサヨナラ3ランを放ちガッツポーズ(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

  勝利を確信して右腕を突き上げた。死闘に終止符を打ったのは星稜・福本だ。1―1の延長14回1死一、二塁。スライダーを振り抜くと打球は左中間席へと大きな弧を描いた。

 「まさか入るとは。真芯で捉えた感覚で、バットに力を乗っけて打つことができた」

 大会22本目のサヨナラ弾は準優勝した1995年以来、24年ぶりの8強進出を決め、同時に石川県勢春夏通算60勝、夏40勝の記念星も飾った。

 死力を尽くすエースのために打った。「奥川が足をつりながら頑張ってくれて、何とかしたい気持ちは強かった」。ベンチ入りメンバーでは唯一の東京出身で、チーム内では珍しい“標準語使い”。石川で生まれ育った奥川からは「何か、面白い」といじられ、隠れたムードメーカーとなっている。生還後、奥川から「打ってくれてありがとう」と感謝され、「最小失点で延長も投げ切ってくれたおかげだろ…と」と笑顔で返した。固い絆が劇的勝利の要因だった。

 不調のため石川大会では先発を外れることも多く、旭川大高(北北海道)との1回戦でも出場機会はなかった。「体のバランスが崩れていた。投球に対して水平にバットが出るフォームに修正した」

 関西入り後は林和成監督、この日が38歳の誕生日だった山下智将部長とともに必死で浮上のきっかけを模索し、劇的弾につなげた。2試合で11打数6安打4打点。頂点を狙う星稜に欠かせない得点源となった。(桜井 克也)

 ▼《昨夏甲子園の星稜VS済美》8月12日の2回戦で対戦。星稜は初回に5点先制も、奥川が右ふくらはぎをつり4回1失点で降板。済美は6点を追う8回に打者11人の猛攻で8点を奪って逆転。星稜が9回に追いつき、延長戦へ。タイブレークに突入した13回表に星稜が2点を勝ち越した後、済美に無死満塁から大会史上初の逆転サヨナラ満塁弾が飛び出した。

続きを表示

「第101回(2019年)全国高校野球選手権」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2019年8月18日のニュース