仙台育英 悲願“白河の関越え”ならず 須江監督「星稜打線の層の厚さを感じた」

[ 2019年8月18日 17:33 ]

第101回全国高校野球選手権大会 準々決勝   仙台育英1―17星稜 ( 2019年8月18日    甲子園 )

<仙台育英・星稜>2回1死満塁、星稜・今井に満塁本塁打を浴びて肩を落とす仙台育英・伊藤(撮影・北條 貴史)
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 仙台育英(宮城)が1―17で星稜(石川)に敗れ、準優勝した2015年以来4年ぶりのベスト4とはならなかった。星稜は準優勝した1995年以来、24年ぶりの準決勝に駒を進めた。

 3回戦の智弁和歌山(和歌山)戦でサヨナラ勝利を挙げた星稜打線の勢いを止めることができなかった。2回に1点を先制されると、なおも1死満塁のピンチで、2番・今井(2年)に左翼スタンドへ満塁弾。続く3回にも、満塁の場面で今井に打席が回り、左前に2点適時打二塁打。序盤から試合を決定づけられると、その後も3本の本塁打が飛び出し、計17失点の大敗となった。

 3試合連続2ケタ安打中の打線も、先発の2年生右腕・荻原の前に、7回5安打1得点に終わった。

 須江監督は「奥川選手が先発しない中で、この試合はどうなるんだろうという不穏な空気を会場全体から感じて試合が始まりました」とコメント。その中で、ポイントは2回だったといい「今大会初スタメンの今井選手の満塁ホームラン。この大一番で期待に応える星稜打線の層の厚さを感じました。先発の伊藤は球は走っていたが、ちょっとしたコントロールのズレを打った星稜打線がすごかったです」と称えていた。

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