履正社 4番・井上弾5打点で夏初8強 山田哲先輩超えた聖地2号「振り切れた。完璧でした」

[ 2019年8月18日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権大会11日目 3回戦   履正社9-4高岡商 ( 2019年8月17日    甲子園 )

6回1死一塁、井上は中越え2ラン(撮影・井垣 忠夫)
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 履正社の4番井上が青空に放物線を描いた。それも甲子園球場の左中間最深部まで。初戦で痛めた左膝で99キロスライダーにしっかりと踏み込んだ。あとはバットに乗せるだけだった。

 「変化球が必ず来ると思っていた。芯で捉えて、振り切れた。完璧でした」

 霞ケ浦・鈴木寛、津田学園・前。2人の本格派に続き、技巧派の荒井も攻略した。1、2打席は走者を置きながら30キロ差の緩急に連続三振。そこからの修正力の高さがプロも注目する才能だ。前夜も宿舎食堂で1年下の中原と荒井のビデオを流しながら、素振りを繰り返した。6回1死一塁。イメージ通りのスイングだった。

 「春は奥川くんに対して、修正しても打てなかった。今はポイントを体の中に置いてコンパクトに振れば、できると思っています」

 高校通算48本目のアーチでチームを夏初めてのベスト8に導くとともに、甲子園2発で履正社OBも超えた。ヤクルト・山田哲は2試合で1本、ロッテ・安田は8試合で1本。可能性は無限大だ。7回も2点左前打を放つなど計5打点。3試合で打率・462、7打点と安定感も増している。

 初めて試合後のお立ち台も経験した。「誰よりも高いところで気持ちがいい。ホームランボールはお母さんに渡したい」。1人で育ててくれた母・貴美さん(50)への感謝も忘れてはいない。さあ、頂点まであと3つだ。(鈴木 光)

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