星稜・奥川 “怖がり”だからこそ…細心の注意が生んだ快投

[ 2019年8月18日 08:00 ]

第101回全国高校野球選手権大会11日目 3回戦   星稜4-1智弁和歌山 ( 2019年8月17日    甲子園 )

14回を投げ、23奪三振と好投した星稜・奥川 (撮影・奥 調)
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 【記者フリートーク】星稜・奥川は智弁和歌山打線を「最後まで怖かった」と言った。怖いから逃げるのではなく、怖いからこそ細心の注意を払う。恐怖心が生み出した快投だった。

 マウンド上だけでなく、実は相当な恐がりである。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に出かけた小学生の頃、ライド・アトラクションはほとんど体験せず。ボートで再現された世界を巡るジュラシック・パーク・ザ・ライドが「死ぬほど怖かった」と笑う。

 それでも「怖い」ままでは終わらせない。数年後、中学校の修学旅行先の東京ディズニーランドでは、スプラッシュ・マウンテン、スペース・マウンテン、ビッグサンダー・マウンテンと3つの“山”を制覇。「(中学)最後の思い出に全部、行ってやろうと思って。でも暗闇は本当に怖かった」。やはり奥川は相手が強いほど、闘志が沸く…らしい。(アマ野球担当・桜井 克也)

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2019年8月18日のニュース