金足農 吉田の女房役・菊地亮は意地の適時打「本当に楽しかった。吉田のおかげです」

[ 2018年8月21日 21:11 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会・決勝   金足農2―13大阪桐蔭 ( 2018年8月21日    甲子園 )

<大阪桐蔭・金足農>7回、菊地亮は適時二塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 吉田の女房役を務めた菊地亮は涙をこぼしながら「普通は振ってくれる球を大阪桐蔭は全部見極めた。対応力が本当に高かった」と完敗を認めた。

 吉田の速球を受けて何度もミットのひもが切れるため、通常より2ミリ太くした特注品を使用。内側の革はぺらぺらになった。決勝前は右手人差し指が痛んでいた。「紙一重のファウルが多くて。いつタイミングを合わされるかと思うと怖かった」とも明かした。

 7回には意地の適時二塁打。「ヘルメットの中に歓声が響いて耳が痛くなったくらい。すごかった」と地鳴りのような歓声を体感した。

 国体を残すものの、吉田とのバッテリーも今年で最後。アルプスに挨拶して引き上げる時は肩を組んで、ねぎらった。「本当に楽しかった。吉田のおかげです。今後もあるだろうから、頑張っていってほしい」とエールを贈りつつ「もっと良い捕手に受けてもらうと思うから」と少しさみしそう。今後は就職をめざし、就職先が決まったら野球を続けるか決めるという。

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2018年8月21日のニュース