金足農・吉田が5回12失点で降板 今夏初めてマウンド譲り右翼の守備へ

[ 2018年8月21日 15:38 ]

第100回全国高校野球選手権大会 決勝   金足農―大阪桐蔭 ( 2018年8月21日    甲子園 )

<大阪桐蔭・金足農>4回1死一、二塁、大阪桐蔭・宮崎に3ランを放たれ、マウンドでがっくりする金足農・吉田(撮影・近藤 大暉)
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 第100回全国高校野球選手権大会第16日は21日、甲子園球場で決勝が行われ、金足農(秋田)と大阪桐蔭(北大阪)が対戦。秋田大会から一切交代なしで戦ってきた金足農を支える大黒柱・吉田が5回132球12失点で降板した。

 これまで5戦すべて完投し45回749球を1人で投げ抜いてきた吉田がついにマウンドを降りた。1―6と5点ビハインドで迎えた5回、根尾にバックスクリーンへ2ランを浴び、さらに連打などで4点を失い計12失点。5回までに計12安打を浴びた。

 6回の守備から吉田はライトの守備につき、背番号5の打川がマウンドへ。ライトの菊地がレフトへ、レフトの佐々木がサードへそれぞれ守備位置を変更した。

 金足農にとっては秋田大会から通じて今大会初めてのポジション変更。甲子園全試合交代選手なし、守備位置変更なし、不動のメンバーでの全国制覇ならば、78年のPL学園以来40年ぶりの記録だった。

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