日本ハム 栗山監督に続投要請の方針 揺るがぬ信頼 大沢親分に次ぐ8年目長期政権へ

[ 2018年8月21日 05:00 ]

静岡に移動する日本ハム・栗山監督(撮影・三島 英忠)
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 日本ハムが栗山英樹監督(57)に対し、来季の続投を要請する方針を固めたことが20日、分かった。今季は二刀流で看板選手だった大谷翔平投手(24)がエンゼルスに移籍したが、ここまで貯金9でリーグ2位と奮闘。シーズン終了後に正式に要請する方針で、受諾すれば来季は8年目に突入する。

 常識にとらわれない采配で白星を重ね、同時に若手も育成する。「スカウティング」と「育成」の球団理念に沿ったチームづくりを行う栗山監督への評価と信頼が揺らぐことはない。この日までに球団はシーズンの結果に関係なく、来季続投を要請する方針を固めた。

 12年の監督就任から過去6年で2度のリーグ優勝を達成するなど4度のAクラス入り。特に今年は大谷がメジャーに移籍、抑えの増井がオリックス、正捕手の大野が中日にそれぞれFA移籍しながらも現在は貯金9で2位につけている。首位の西武と6・5ゲーム差も、まだ直接対決8試合が残り、2年ぶりのリーグ優勝の可能性はある。

 限られた戦力を預かる栗山監督は事あるごとに「うちは足し算でなく、掛け算にしなければならない」と話している。戦力ダウンしたチームを一丸とするため、まずは昨年オフに4番の中田を主将に任命。一塁への全力疾走など献身的なプレーが増えたことで自身も周囲も乗り、打撃もリーグ3位の86打点を稼いでいる。6月中旬には不振の有原を一時的に抑えに配置転換。余計な力みが取れて先発に戻った7月以降の6試合は3勝1敗、防御率1・81と復活した。

 育成面でも手腕を発揮している。前日の19日まで行われた首位・西武との3連戦では、優勝争いの重圧がかかる中で高卒4年目の浅間、同5年目の渡辺を積極的に起用。両者ともに安打を量産した。23日のソフトバンク戦ではドラフト7位で東大出身の宮台を先発起用する予定。数年先を見据えた起用で各選手の成長を促している。

 栗山監督にはドラフト1位の清宮を大谷のような「世界基準」の選手に育てる使命感もある。打撃不振や右肩炎症などで2軍で調整していた期間も映像で打撃や守備をチェックするなど、確固たる育成プランを頭に描く。

 球団はシーズン終了後に栗山監督に契約延長を打診する方針。要請を受諾すれば、名将・水原茂氏の7年連続を超え、大沢啓二氏の9年連続に次ぐ8年の長期政権となる。

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