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旅・グルメ・健康

【絶対!健康若返る旅】タニタと街づくり協定結ぶ静岡県三島 健幸CITY

[ 2018年5月30日 12:00 ]

透明度抜群の源兵衛川沿いを歩く観光客。三島ウォークのハイライトだ 
Photo By スポニチ

 高齢化社会で最大の関心事は健康。そこで熟年記者が旅をしながら健康を目指す「絶対!健康 若返る旅」がスタート。1回目は静岡県の“水の都”三島市に出掛けた。街づくりに「スマートウェルネスみしま」として「健康」を取り入れ、「食堂」で知られるタニタと協定を結ぶヘルスシティー。歩いて、食べて、体力測って。はてさてその結果は――。 (三宅 哲夫)

 東京駅から東海道新幹線で約50分。三島駅南口に降り立つとノルディックウオークを楽しむ夫婦に出会った。聞けば、駅から徒歩約10分の「みしま健幸塾」で無料でポールを借りたのだという。

 健幸塾は健やかで幸せな街を目指して5年前に始まった「スマート…」の拠点で、タニタのノウハウを取り入れて健康づくりを推進。三島市民、在勤・在学者対象に「みしまタニタ健康くらぶ」を運営する一方、誰でも気軽に寄って器具を利用できる健康スポットだ。

 店内に入ると受付横にタニタの体組成計。体の組成に関する数値を測る装置で、台に乗り両手で2本のハンドルを握るとすぐに数値が。体重、体脂肪、筋肉量、基礎代謝量などほとんどが標準。唯一、内臓脂肪レベルが「やや過剰」で、「減らすには歩くのが一番」と武士和重店長。ウオーキングやスプリントマシンで歩き方を教わったが、どうせならと「おすすめコース」マップを手に街に飛び出した。

 ポールは持たず、教わった通り腰を入れ大股で、かかとから地面に着き爪先を正面に、腕は肩甲骨を使い後ろに振って。まずは三島大通りを進み、源頼朝ゆかりの三社詣朱印帖(ちょう、200円)が人気の三嶋大社を参拝。厳かな気持ちで富士山の湧水が美しい桜川と白滝公園を見ながら先の駅前に到着。向かい側の楽寿園(入園料300円)は小松宮彰仁親王の別邸として造営された市立公園。京間風高床式数寄屋造りの楽寿館は必見だ。同園内を過ぎたら富士山の伏流水が湧く園内の小浜池を水源とする源兵衛川沿いを散策。透明度抜群で心洗われるようだ。

 再び大通りに出ると昼時。タニタ監修メニューを提供する7店舗の一つで体組成計が置かれた「カフェ&ベーカリー グルッペ」で「野菜たっぷり豚ロース肉とわさび味噌定食」(税込み1383円)を味わった。(1)約500キロカロリー(2)1日の野菜の必要量の3分の2を使用(3)塩分約3グラム――などの規定通り、塩分2・8グラム、野菜265グラムが使われ、エネルギー量は549キロカロリー。60代男性の1日の必要量の約5分の1と超ヘルシーだ。

 健幸塾に戻るまで約2時間。持参の歩数計は距離約3・5キロ、約5000歩、消費エネルギー約180キロカロリーを表示。笑顔で見ている自分に驚いた。 

 【夜も歩かナイト!標高415メートルから望む三島の夜景】富士山の湧水と湧水で育ったうなぎで知られる三島だが、もう一つの名物が誕生した。三島駅からバスで約20分の「箱根西麓・三島大吊橋 三島スカイウォーク」(入場料1000円)。15年(平27)に開業した全長400メートル、高さ70メートル、歩道幅1.6メートルの吊(つ)り橋で、歩行者専用としては日本一の長さ。先頃行われた、三島市の夜景や屋台、花火を楽しむ「ナイトスカイウォーク」(同1500円)を見物したが、夕日を背にした富士山が漆黒の闇に包まれていく中、橋の揺れにスリル感を味わいながら、標高415メートルから望む夜景はまた格別。昼がダイナミックなら、ロマンチックといえる夜。8月11、12日も開催される。問い合わせは三島スカイウォーク=(電)055(972)0084。

 ▽行かれる方へ 車は東名道沼津ICから約15分。健幸塾で体組成計は無料。他の器具は登録料500円、1日600円(5枚3000円の使用券購入)で使用できるが、初回は無料。タニタメニューは要予約。問い合わせは三島市健康づくり課=(電)055(973)3700、同観光協会=(電)同(971)5000。

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