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【祥子 酒と湯宿と男と女】群馬・老神温泉 大蛇も癒やした“若返り”の湯

[ 2017年11月3日 12:00 ]

「仙郷」の露天風呂を堪能する祥子。紅葉が楽しみです(特別にバスタオル使用)
Photo By スポニチ

 お色気たっぷりの“謎の美女”祥子(32)が温泉と地酒に酔いしれながら男も女も元気になる名湯を紹介する「酒と湯宿と男と女」。今回は群馬県沼田市の老神(おいがみ)温泉に出掛けました。尾瀬日光方面に向かう途中の片品川沿いにたたずむ古湯で、美肌や皮膚病に効能があるとか。近くには絶景の滝などもあって、老いどころか若返ったような気分で…。

 その昔、日光男体山の神(ムカデ)との戦いで傷ついた赤城山の神(ヘビ)が同山山麓に矢を刺すとお湯が湧き出し、傷を浸すとすぐに治り、男体山の神を追放したことから「追い神」変じて現名になったといわれる老神温泉。上越新幹線上毛高原駅からバスで約1時間20分。尾瀬に源を発する片品川の両岸で静かに湯煙を上げていました。

 おじゃましたのは創業1931年(昭6)の「仙郷(せんきょう)」。和風造りの上品なお宿で、売り物は檜(ひのき)造りの左弦の湯と石造りの右弦の湯。どちらも露天風呂付きで、入らせていただいたのは檜造りの方。檜の香りが浴室いっぱいに広がり、それだけで安らぎを与えてくれます。

 単純温泉のお湯は滑らかで肌によくなじみ、スッと浸透していく感じ。体の芯までしっかり温めてくれ、美肌や皮膚病などに効能があるというのも納得です。岩に囲まれた露点風呂は野趣たっぷり。眼前には広葉樹が茂り、今ごろはみなさん“紅葉見風呂”を楽しんでいることでしょう。

 お風呂上がりは地酒!ということで純米大吟醸「水芭蕉」(永井酒造)をいただきました。キリッとした味わいでとても飲みやすく、口に含むと芳醇(ほうじゅん)な香りが広がります。和洋中どんな料理にも合うお酒で、つい飲み過ぎてしまいそうです。

 ほろ酔い気分を冷ましてくれたのが宿の車で案内してもらった「吹割の滝」です。片品川の上流に位置し、高さ7メートル、幅30メートルにわたって流れ落ちるサマは“東洋のナイアガラ”といわれるほど。その迫力にアルコールも吹き飛んでいきました。

 帰りは毎年5月開催の「大蛇まつり」で12年に1度担がれる長さ108・22メートルの大蛇が展示された観光会館に寄って、その大きさにビックリ。一本松観光りんご園ではりんご狩りを楽しんで、おいしさに感動。田舎(熊本)の家族に送ってあげましたが、「送る人が違うんでは」と冷やかされちゃって。そんなヒトがいたらいいですけどね。

 ◇老神温泉◇

 ▽アクセス JR上越線沼田駅からバスで約50分。車は関越道沼田ICから国道120号で約20分

▽宿泊 旅館・ホテル14軒。日帰り温泉1軒。仙郷は1泊2食付き2万5000円から。3カ所入浴できる「湯めぐり手形」(1500円)販売中

▽問い合わせ 仙郷=(電)0278(56)2601、老神温泉観光協会=0278(56)3013

 ◆祥子(しょうこ)1985年(昭60)4月13日、熊本県出身。タレントで温泉ソムリエの資格を持つ。週刊ポストのグラビア連載「謎の美女」で人気に。MXテレビ「バラいろダンディ」(水曜レギュラー)に出演中。写真集「鍵―KEY―」(講談社)を新発売。DVD「とある綺麗なOLさんの妄想」(リバプール)など絶賛販売中。身長1メートル64、B85・W58・H86。血液型A。

 《「はちみつ」3種を3人にプレゼント、サイン入りクッションも》花みつばち館(沼田市)の「はちみつ」3種(アカシヤ、りんご、尾瀬百花)を3人、祥子愛用の赤いミニクッションにサインを入れて1人にプレゼント。希望者ははがきに住所、氏名、年齢、職業、電話番号、希望品を明記し、〒135―8517、東京都江東区越中島2の1の30、スポーツニッポン新聞社文化社会部「超刊祥子プレゼント老神」係へ。11月10日の消印まで有効。発送をもって発表に代えます。

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