SHINee、オンユの復帰やジョンヒョンさんへの思いに涙…デビュー16周年も変わらぬ絆「5人を愛してる」

[ 2024年5月27日 17:30 ]

写真=SMエンターテインメント
「SHINeeはこれからです。これからも僕たち5人をたくさん愛してください」

26日、仁川(インチョン)インスパイアアリーナにて、SHINeeの単独コンサート「SHINee WORLD VI PERFECT ILLUMINATION : SHINee'S BACK」が開催された。

24~26日まで3日間にわたって行われた今回のコンサートは、SHINeeが昨年6月にソウル・オリンピック公園KSPO DOMEで開催した6度目の単独コンサートのアンコール公演だ。

これに先立って彼らは、KSPO DOMEを皮切りに、埼玉、大阪、名古屋、東京など日本4都市でのアリーナツアー、東京ドーム公演、シンガポールおよび香港などでのアジアツアーを全席完売させた。今回のアンコールコンサートのチケットもわずか5分で完売となり、SHINeeの絶大なチケットパワーを証明。彼らは熱い声援に後押しされ、視野制限席まで追加オープンし、再び完売を記録した。

約200分間の公演時間は、観客を魅了するパフォーマンスとライブで盛り上がりを見せた。メンバーたちは「声が裏返っても、足がつっても、脱水症状になっても、お腹が空いても、もう明日が来ないという思いで一生懸命に頑張るので、最後まで見守ってください。最終日なので、皆さんと最後まで燃え尽きて、良い公演を作りたいです」と意気込みを語り、高難度のダンスを全力で踊って、声を張り上げて歌い、SHINeeらしい品格のあるステージを披露した。

特に「Don't Call Me」のステージの途中、情熱的なライブパフォーマンスを繰り広げてマイクが壊れたキーは「(コンサートの)練習の時、Apple Watchがずっと危険を知らせていました。心拍数が急に上がるので、無理をしないようにと教えてくれました」と明かした。

SHINeeは、6度目の単独コンサートに東京ドーム公演のセットリストを加えて再構成し、さらに充実したセットリストを組んだだけでなく、アップグレードされた東京ドーム公演のステージ装置をもとに多彩な演出を披露。グループのアイデンティティである“光”を、今回のコンサートのメインサブタイトル「PERFECT ILLUMINATION」に込めて活用した立体的なステージを演出し、公演の完成度を高めた。

その中でもスロープとして活用した横3.5m、縦10mの空中ステージ、横12m、縦6mのムービングステージをベースにした張出ステージでは、スタンディング席だけでなく、2階、3階席の観客とも近くでコミュニケーションをとることができ、ファンの歓呼を呼んだ。SHINeeと長年タッグを組んできたSMエンターテインメントのパフォーマンスディレクターであるファン・サンフンが今回のコンサートの演出を担当し、抜群の相乗効果を発揮した。

セットリストでは、輝くSHINeeの過去と現在、そして変わらず輝き続ける未来を垣間見ることができた。「Clue」と「Sherlock(Clue + Note)」をマッシュアップしたステージでこの日の公演の幕を開けた彼らは、「Lucifer」「Stranger」「Satellite」「Identity」「Dream Girl」「Like it」「Good Evening」「Don't Call Me」「Body Rhythm」「JUICE」「Ring Ding Dong」を披露。他にも「Everybody」「View」「The Feeling」「Replay」「Love like Oxygen」「Aside」「Diamond Sky」「Colors Of The Season」「An Encore」「HARD」「Hitchhiking」「Runaway」「1 of 1」などを熱唱した。タイトル曲だけでなく、収録曲もヒットさせたグループらしく、公演を通して客席からは大きな大合唱が沸き起こった。

観客はエメラルド色の公式ペンライトを激しく振って、会場が割れんばかりの歓声と拍手で応援した。今回のコンサートに先立ち、24日の公演を観覧したあるファンは、会社の有給申請の理由を「定期後援している団体の成果報告会のため」と書いて提出したと明かし、話題を集めた。SHINeeは公演2日目である25日のコンサート終了後に行われたデビュー16周年記念生配信で「あるファンの方が有給の申請理由をこのように書いたのを見て本当に笑った。その通りだ。“応援している団体の成果報告会”(笑)。僕たちは成果報告をしている。このようなファンのセンスに驚いた」と話した。

今回の公演は、リーダーのオンユが復帰後、初めて開かれるコンサートという点で、ファンの期待を高めていた。オンユは健康上の理由で昨年活動を中断し、SHINeeのニューアルバムの活動とコンサートに不参加となっていた。治療と休息に専念してきた彼は、ファンの応援の中、今年4月に活動を再開。メンバーたちは、ヒット曲「Sherlock(Clue + Note)」の導入部の歌詞である「SHINee's BACK」を今回のコンサートのサブタイトルとして掲げた。

オンユは「皆さんやメンバーたちが待ってくれたおかげで、僕が元気にこの場に戻ってくることができたと思います。本当にありがとうございます。本当に愛しています」と語った。これに対してキーは「大変だと思わないでください。この曲は1曲披露するだけでも大変。もともと大変な曲だから。兄さんは全く顔に出さずに、大変だと分からないように、今回のステージをしっかり準備したと思います」とオンユを温かく励ました。

名実ともに“コンサートのサブタイトル作りの名人”であるテミンは、今回のコンサートのサブタイトルを「ドラコンボール」と名付けた後、「久しぶりにドラゴンボールが集まって、皆さんの願いを叶えてあげようという意味を込めました。僕が1年前から考えていたアイデアです」とし「今日が最終日なので、後悔の残らないように頑張ります。最後まで応援してください」と伝えた。

メンバーたちは、アンコールステージを控えて披露した「An Encore」のステージで涙を見せ、込み上げてきたテミンは一部のパートを歌うことができなかった。彼は「実はジョンヒョン兄さんのパートでした。『兄さん、元気にしてるかな?』と思いながら目を開けたら、(観客のスマートフォンのフラッシュイベントの風景が)綺麗すぎて(込み上げてきました)。感情を整えてから目を開けたら、本当に夢の中にいるみたいで。本当に綺麗でした。ありがとうございます。本当に感動しました」と思いを語った。

キーは「僕も涙が出そうでしたが、今は泣いてはいけないと思いました」と明かした。ミンホは「僕も少し込み上げてきましたが、この気持ちを抑えないと、アンコールステージに影響がありそうで。それでテミンにいたずらしました」と話した。

公演の最後には、メンバーそれぞれが感想を語った。アンコールステージで感激の涙を流したオンユは「今日はとても幸せでした。皆さんと一緒にいられたこと、メンバー、スタッフの皆さんとこの場に一緒にいられたこと、すべてに感謝しています。今日は本当に癒やされました。これからもよろしくお願いします。本当に本当に愛しています。ありがとうございした」と頭を下げて挨拶した。

テミンは「本当にとても残念です。3日という時間があっという間に過ぎました。メンバーも、僕も、皆さんも、こんなに近くで会えて、とても大好きな人たちです。このような瞬間が集まって、今の僕たちの絆があり、メンバーと一緒にここまで来られたと思います。僕が1人でステージに立つとき、メンバーと一緒にステージに立つとき、いつも『今日は死ぬ気でやろう。一生懸命に頑張ろう』という気持ちで臨んでいます。皆さんと僕の関係を離したくない僕の気持ちだと思っていただけたら嬉しいです」と語った。

続けて「歌を完璧に歌えなかったり、ダンスを完璧に踊れなかったり、体力やそのような部分で時々ミスがあるかもしれませんが、一人ひとり、皆さんが笑顔で見守ってくださる姿を見て、皆さんに本当に愛していると伝えたかったです。いつも言っていますが、この場にSHINeeを立たせてくれてありがとうございます。メンバーたちにも心から感謝しています」と付け加えた。

ミンホは「昨年のコンサートで『SHINeeはこれからです』と話した記憶がありますが、どのような1年間になったか気になります。今日は本当に楽しくて幸せな時間でした。これからも様々な新しい姿をたくさんお見せしますので、たくさん応援してください。ありふれた言葉かもしれませんが、皆さんがいるからこそ僕たちSHINeeが存在します。これからも僕たちのそばを守り、応援してくださる限り、その応援に必ず応えるという約束を守ります。いつも皆さんの味方であることを忘れないでください。皆さんが僕の希望です。ありがとうございます。愛しています。また会いましょう」と伝えた。

キーは「本当にあっという間に時間が経ちました。マイクが壊れたのがついさっきのことのようです。それだけ十分に楽しんだという意味だと思います。皆さんもそうであってほしいです。同じ気持ちでずっと、これかも頻繁に会いたいです。これからもこのミント色の星で僕たちの前を一人ひとりが大切に彩ってくださったら、とても力になると思いますし、僕たちの旅がもっと輝けるのではないかと思います。僕たちも頑張ります」と語った。

続けて「今日、特に個人旅行に行っている彼(ジョンヒョンさん)のことが思い浮かびます。悲しい話をするのではなく、いつも一緒にいると信じています。そのような想像をしています。僕たち5人で締めくくり、ご挨拶させていただきます」と付け加えた。

また、ファンたちから復帰を歓迎する熱い拍手を浴びたオンユは「皆さんの溢れんばかりの愛をいただきました。本当にありがとうございます。最初からこれまで多くのことがありましたし、これからもあると思いますが、僕たちSHINee5人をたくさん愛してください」と真心を伝えた。

2008年にSMエンターテインメントからデビューしたSHINeeは、5月25日に待望のデビュー16周年を迎えた。SHINeeはグループ活動をはじめ、個人活動でも音楽的な挑戦と変化を続けており、17年目に入っても変わらず“音楽、ダンス、ファッションのすべての部分で今の時代に合うトレンドを提示し、リードするコンテンポラリーグループ”として人気を博している。

そのような意味で、セットリストの後半に歌った「HARD」「Hitchhiking」「Runaway」に込められた「再びチャンピオン / 王冠は主人を取り戻す / 世界の果てまでYeah we don't stop」「Let's go back to the time / 一瞬全てがStop / 新たな世界の君と僕 / 疲れた心臓を躍らせる / 捨てていた夢を追わせる」「Hey love Let's run away / 出発! 目的地はなくても / 君さえそばにいれば / 世界どこでもいつでもAlright」などの歌詞は、“SHINee WORLD(ファンの名称)が送ってくれる光を光を浴びて、輝き続けられるようにいつも最善を尽くす”というSHINeeの約束のようだ。





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