尾上菊五郎2人態勢へ 歌舞伎史上初 菊之助が菊五郎、丑之助が菊之助襲名へ 現在の菊五郎はそのまま

[ 2024年5月27日 15:00 ]

<八代目尾上菊五郎、六代目尾上菊之助襲名披露会見>会見に臨む(左から)尾上丑之助、尾上菊之助、尾上菊五郎(撮影・木村 揚輔)  
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 歌舞伎俳優の尾上菊五郎(81)、菊之助(46)、丑之助(10)が27日、都内で会見し、菊之助が来年5月に8代目の尾上菊五郎、丑之助が6代目菊之助を襲名することを発表した。

 現在の菊之助の父で当代の7代目菊五郎はそのまま菊五郎を名乗る。

 「尾上菊五郎」は歌舞伎最高峰「市川團十郎」に次ぐ大名跡だ。

 過去に「中村福助」がお家騒動で東京、大阪の東西に1人ずつ存在したことはあった。それ以外では、同じ大名跡の役者が同時期に2人在するのは歌舞伎400年の歴史で初めてという。

 菊五郎は会見で「孫の丑之助が六代目菊之助を襲名致しご披露する運びとなります。まだまだ若年ものではございさすが、どうぞご指導、ご鞭撻(べんたつ)のほどよろしくお願いいたします。七代目どうするんだと言う言葉があると思いますが、私も52年間名乗らせてもらった名前を今更変える気はなくて、七代目菊五郎も歌舞伎人生を全うしたいと思いますので、それまでは私も負けずに努めてまいりたいと思います。たまには菊五郎同士が舞台でバッティングするかもしれませんが、そのときは七代目、八代目と呼んでいただければと思っております」とユーモアを交えつつ説明した。

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