伊藤惇夫氏 自民・公明、政治資金規正法改正の3年後見直し案浮上に「前回の5年後見直しは、なし崩しで」

[ 2024年5月27日 14:25 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 政治アナリストの伊藤惇夫氏が27日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正案について言及した。

 自民、公明の与党は、政治資金パーティー券購入者名の公開基準を3年後に見直すとの規定を、改正法案の付則に明記する方向で調整に入った。

 一方、立憲民主党の安住淳国対委員長は、与党で3年後見直し案が浮上にしていることを「先送りだ」と批判した。

 伊藤氏は「3年後見直したけど、じゃあ今のままでいきましょということだってあり得る。その時に政権がどうなっているか、実は分かりませんけどね」と言い、「前回の(先送りした)時の例を見ると、5年後に見直しっていうのは、なし崩しでそのままになっている」と指摘。そして、「それだけじゃなくて、実は2000年の段階で、それまで認められていなかった政党支部への企業・団体献金をあらためて認めるということになっちゃったんですよ。むしろ企業・団体献金の窓口を広げてしまったことになるんですね」とし、「だからそういう前例を見ていると、3年後に見直すというけれども、公明党はそれを飲むと思う、ここまでやりましたよって。僕なんかの経験でいうと、3年後見直しで(政治資金パーティー券購入者名の公開基準を)10万円を5万円に下げるようになるかっていうと、ほどんどその可能性はないと思う」と自身の見解を述べた。

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